知ってる ページ3
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「A！」
聞き慣れた声に振り向けば、かわい、なんて。
知ってるって返すとやっぱ撤回って顔を顰められた。
白とピンク、フリルとリボンのたっぷり付けられたそれは膝の上で広がって。
くるくると巻かれたツインテールに仕上げに履いた高いヒールのパンプス。
これが男ウケかなんて知らないし知る気もない。
男だらけのこの異様な環境の中でこれが私のスタイルだった。
キラッキラにメイクをしてステージに立てば会場が揺れる。
楽しくなって笑えば響く歓声。
この仕事こそが天職だと、いつだって感じていた。
「そのヒール転けない？」
「スカート短くね？」
なんてぼやくメンバーの声はガン無視。
なんたってまだこれは試作品だ。
「このリボンの色もうちょっと明るめがいい」
「袖んとこあと２cm伸ばせる？」
わがままかもしれない。
迷惑かもしれない。
だけど絶対譲りたくないから。
私の中の可愛いを最高の状態でみんなに見せたい。
この衣装を着た私を輝かせる為に、歌だって、ダンスだって、頑張れるんだ。
「これ終わったらもっかい通すから！準備しといてねー！」
22人の大好きな人達に向かって叫べばいい返事が返ってきた。
「はぁ！？まだやんの？」
なんて、
混ざった声は聞かなかったことにしてあげるからあとでアイス奢ってね！
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らら(プロフ) - 香花さん» いえこちらこそです！相変わらずゆっくりの更新ですが楽しんで頂ければと思います。 (2022年1月31日 21時) (
レス) id: 76512b9a79 (このIDを非表示/違反報告)
香花(プロフ) - ご丁寧にありがとうございました！無事お話を読むことができました。これからも楽しみにしています。 (2022年1月31日 15時) (レス) id: 2140f828c0 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 香花さん» コメントありがとうございます 。準備中でしたので鍵をかけておりましたが移行が完了しましたので先ほど公開させて頂きました。このままお楽しみください。 (2022年1月31日 10時) (レス) @page50 id: 76512b9a79 (このIDを非表示/違反報告)
香花(プロフ) - はじめまして。お話の続きが読みたいのですが、パスワードのついた作品を読むのが初めてで、どうしたら良いのか分からないので教えていただきたいです。 (2022年1月28日 16時) (レス) id: 2140f828c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2021年5月21日 12時
