今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:51,599 hit
小｜中｜大
・ ページ37
･
びっくりして見上げた颯太の顔はいつもと違って。
颯「ねぇおれ、ずっと我慢してる。…いい？」
なんて聞かれちゃったら頷くことしか出来なかった。
可愛い弟みたいだった颯太はもうどこにもいなくて、その綺麗な瞳が私を捉える。
それが始まりの合図だった。
颯太なら、って思ってたはずなのに直前で怖くなって震える身体に颯太が大丈夫、って。
もう1回、今度はさっきよりも深いキスが降ってきてそんなんどこで覚えたの、なんて思ったのも掻き消されるくらい頭の中は颯太でいっぱいになった。
その手つきも、乱れた髪も、荒い息遣いも、
全部全部初めてで。
だけど時折Aって私を呼ぶ颯太が愛おしかった。
颯太、すきって思わず零れた言葉に颯太の動きが一瞬止まる。
Aはずるいね、なんて。
そのまま2人、
夜に沈んだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「道枝駿佑」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らら | 作成日時：2021年5月4日 13時
