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おうちに帰るとやっぱりまだちょっとにやにやしてる湧ちゃんが玄関で待ち構えてたから大丈夫だよ、って頷いてみたらふぅっと大きく息を吐いた。
湧「もー、心配させんなよな！」
『いや、翔馬とにやにやしてたでしょ！ばれてるからね！？』
湧「ちょっとなんのことか分かんない」
『ふざけんなばか！』
湧「は！？ばかってなんだよ！」
怒りながらもどっか嬉しそうな湧ちゃんに向かってやっと零せた本音。
『･･･ありがとね』
別に？俺なんもしてねーし、ってくすぐったそうに笑うからなんだか恥ずかしくなって、けど湧ちゃんがお兄ちゃんでよかった、なんて改めて思った。
湧「はぁぁあ、これでまじで颯太が弟になんのか！」
『気が早い！』
湧「結婚式のスピーチ俺な！」
『なんで！？ やだよ、やるなら翔馬でしょ』
湧「はぁ！？俺だろ！」
『もぉ湧ちゃんうるさい！』
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作者名：らら | 作成日時：2021年5月4日 13時
