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そのあとは無駄におっきいフライドポテトをふたりで半分こにしたり、シロップを全かけした颯太のかき氷に顔をしかめたり。
そんな風に過ごしていると偶然会った黒ちゃんたち。
目が合った途端だる絡みしてくる陽キャ集団の後ろ、
背の高い竜生の背後辺りに湧ちゃんと翔馬を見つけた。
私たちを見た2人は顔を見合わせてにやにやしてて仲良しかよ、なんて。
そんな集団と別れた後に会った嶺亜くんや大光がAちゃん可愛いねって褒めてくれたから嬉しいなってにこにこしてると繋いでいた手に力が入る。
見上げた颯太の顔は明らかに拗ねてて、ごめんごめんって笑ったら別に拗ねてない、なんて嘘をつかれた。
颯「そんなんいいからはやく行こ」
ぐん、と手を引かれて目指したのは
私たちの特等席。
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作者名：らら | 作成日時：2021年5月4日 13時
