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ちゃんと見ていなかった
それは、私の方だったって
やっと気づいた
気づくのが遅すぎた
私は、テーブルの上に置かれているそれに火をつけた
彼が大好きで
私が大嫌いな
たばこ
一口吸ってしまったけど
『ゴホッ…まっず…』
たばこの灰が手の甲に落ちた
『熱っ、、』
『痛いよ、晃一、、、』
晃一がいなくなって、初めて泣いた
たばこが不味いからじゃない。
火傷した所が痛いからじゃない。
『っ、、会いたい、、、』
そう思ってすぐに
彼の大好きなあの場所へ向かった
いつも、その公園のブランコで静かに揺れながら煙草を吸っていた晃一
『、、いる訳ないか』
勢いだけで辿り着いたけど
やっぱり晃一の姿は無くて
だけど、誰もいないあの家に帰ることも億劫で
何時間居たか覚えてないけど
ただゆっくりブランコを揺らしながら
彼が帰ってくることを信じて待ち続けた
でもやっぱり、いつまでたっても彼は帰ってこなかった
『ごめんね、、大好きだよ』
fin.
お久しぶりです。そして微妙な終わり方になってしまい申し訳ありません、、次回作にご期待ください。(>_<;)
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作者名:ひよこちゃん | 作成日時:2018年2月28日 17時