臆病者 3 ページ25
「(あいつら馬鹿じゃねぇの)」
"あいつら"とゆうのはAとゴールドのことだ。Aはアピールしてるのはいいものの一向に振り向かないゴールドに諦めかけてるし、ゴールドは見た感じ自分に自信を無くしているのだろう。
『トリックぅ〜どうしたらいい？』
こうやってAは毎晩俺に相談してくるけど実際俺はどうでもいいと思っている。正直面倒臭い。
「俺にはもうわかんねぇよ。ゴールドの方もAのことどう思ってるか知らないし」
『はぁー…やっぱ私って恋に向いてないのかな』
「そんなことないと思うぜ」
少しAで遊んでみることにした。
「俺で試してみたらどうだ？」
腰を抱き寄せて体をぴったりとくっつけるとAはびっくりしたように目を大きく開いた。
『ど、どうゆうこと？』
まだ理解していないAを無視して顎を持ち上げキスをした。
『ん…、、ちょっと！』
「こうゆうことだよ。ゴールドじゃなくて俺にしたらどうだ？」
『そんなk…！んん…』
もう一度キスをした。
「(やべぇ…止まんねぇ)」
だんだん深くキスをしていくととAが苦しそうに俺の胸板を叩いたので渋々唇を離した。
『トリックは私とゴールドの恋を応援してたんじゃないの？！どうしてこんなことするの？』
少し涙目になりながらAが抵抗してきた。
「俺は別にお前らの恋を応援していた訳では無い。アドバイスをしていただけだ。それにお前に男なんて居ないだろ？ゴールドに好意を抱いてろうが俺の勝手だ」
『…っ！最低！もう離してよ！』
しかし俺は離すことなくAの首に頭をうずくめて首筋を舌先で舐める。
『え？！ちょ、ちょっと！』
Aが抵抗する度にいい香りがする。それがますます俺を誘った。
『痛っ！』
いつの間にか俺は首筋を甘噛みしていた。
「すまない。やりすぎた」
首には少し赤い跡が残っていた。
優しく離してあげるとAの目には涙がうかんでいた。
『トリックのこと信じてたのに…』
「イカサマ師を信じるお前も悪い」
『…もう話しかけないでよね』
Aは自室へと戻っていった。
こんな事になるはずじゃなかったはずなのに、俺はいつの間にか勝手な行動をしていた。
ゴールドとの恋を応援したい気持ちよりもAを自分のものにしたい気持ちの方が俺の中では勝っていたみたいだ。
いつかAを自分のものにする。
そう心に決めた。
ラッキー海賊
チャンウー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Tina_22(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！ (2019年9月10日 13時) (
レス) id: 5c6a23ff5f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 面白いですね！続き楽しみにしてます！ (2019年9月9日 23時) (レス) id: d253472ad9 (このIDを非表示/違反報告)
Tina_22(プロフ) - まやさん» ミステリーな感じで終わらせたかったのでご想像にお任せします。 (2019年8月20日 17時) (レス) id: 5c6a23ff5f (このIDを非表示/違反報告)
まや - 醒めない2ってどういうことなのでしょうか？ほんとは夢じゃなかったってことですか？わからなくてすみません。 (2019年8月18日 14時) (レス) id: d151b419d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ティナ | 作成日時：2019年3月26日 14時
