僕はお兄ちゃん達に歌い手にされました…２【男主・歌い手】

27話 ページ19

「お前、マジキモいんだよ…」



それは中学生のとき、放課後の教室で親友に言われた言葉



これは僕の嫌な過去の夢だ



『そんなこと言わないでよ…！』



中学生の僕は必死に親友に叫ぶ



『もう、無理だよ』



夢に言っても意味がないとわかってるけど俺は呟いた



「昔から一緒にいるけれど正直もう無理w」



『離れていかないでよ…！！なんで…よ！！今まで一緒にいたじゃん！！』


中学生の僕はもう無理だと思っていても怖くて泣きながら必死に叫んだ



『諦めなよ』


過去はどうせ変わらない



「俺ら我慢してたけど、もう限界」



「ばいばいwブスw」


「地獄に落ちろww」





「...っ...奏瑠！！」

誰？

うら「誰？じゃないよ、俺だよ、奏瑠早く起きろ！」

そう言いながら布団をめくった

『にいちゃん？』

さっきの夢のせいで寝起きが最悪だ

うら「うん、今日サプライズするんだろ？早く起きないと…って泣いてるの？」

兄ちゃんがびっくりしたような顔でこちらを見てる

『あれ、なんでだろう…もう辛くないのに…』

うら「俺に頼ってよ」

兄ちゃんが悲しそうな顔をしてそう言った

『…うん！』

兄ちゃんは優しくてかっこいい


兄ちゃんは僕のヒーローだ

うら「この話は終わり！！早く動かないとサプライズ出来ないよ！！」

『さぷらいず？』

…サプライズ？

あ、サプライズ…！！


『え、今何時？』

うら「9時」

吹部のみんなとの待ち合わせが10時


やば！！！！

「え、待って！！」

うら「時間は待ってくれないよ」←

正論です！！

僕は秒で準備をした



僕が遅れるのはほぼ毎回のことだ

lilaメンバーは呆れたような顔をしてましたw


テヘペロw←


あ、ごめんなさい！！！だから睨まないでよ読者の皆さん…！！

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