【暗殺教室】権現、暗殺者になるってよ。【戦国BASARA】 (ページ5)

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第三話ページ5

渚side

｢そこで問題です木村君。この四本のうちの仲間外れは？｣

あの凄まじい一斉射撃の後普通に授業は始まった。台詞だけ見ると普通なのだが、いやえいごの英語の時間で触手という単語が出るのは可笑しいが。指名された木村という少年は少し動揺しながらも答えを言った。どうやら正解らしく超生物の顔の皮膚が朱色の丸へと変わった。

超生物だと言うのに普通に生徒に指導をしている。

何で僕らがこんな状況になったのか。

片手にペンを持ちながら超生物の話を聞いていると。

｢ね。渚くん。｣

隣の席から名前を呼ばれて振り向くとそこには緑髪の女の子が月を指差して｢昼だけど出てるね。三日月。｣と僕に向かって言った。

僕は一生三日月の形になってしまった月を見つめながら、この前の出来事を思い出した。今も尚続いているが。3年の初め、僕等は2つの事件に同時に遇った。

月が七割方蒸発して全人類が驚嘆したこと。
そして…

｢初めまして。私が月を爆(や)った犯人です。｣

｢来年には地球も爆(や)る予定です。君達の担任になったのでどうぞよろしく。｣

そうこのエンドのＥ組に月を爆破した犯人がやってきたのだ。体は黄色く黒いコスチュームを何本もの触手が蠢いている。明らかに人間ではない。

僕らが思ったことはひとつ。

―――――――――まず5･6ヶ所ツッコませろ！！

生徒全員がそう思った。

｢防衛省の烏間という者だ。まずはここからの話は国家機密だと理解頂きたい。｣

超生物の隣からスーツ姿の男性が1歩前に踏み出し、自分の名を名乗り要件を言った。

｢単刀直入に言う。この怪物を君達に殺して欲しい!!｣

そう言われた僕等は唖然とした。

｢…え。何スか？そいつ攻めて来た宇宙人か何かスか？｣

1人の男子生徒が超生物を指さしながら、これはなんだと問う。そう言われた超生物は｢失礼な！生まれも育ちも地球ですよ。｣と反論した。そこでスーツ姿の男性は要件について喋り始める。

｢詳しい事を話せないのは申し訳ないがこいつが言った事は真実だ。｣

｢月を壊したこの生物は来年の3月、地球をも破壊する。｣

｢この事を知っているのは各国首脳だけ。世界がパニックなる前に…秘密裏にこいつを殺す努力をしている。｣

｢つまり…｣

そう言いながらスーツ姿の男性は懐に手を伸ばし、ナイフを取り出し

｢暗殺だ。｣

超生物に向けてナイフを振った。