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13話 ページ15

襲ってくるはずの痛みは全然来なかった

その代わりに女子よりは低い声が頭から降りかかる

千切「なにしてんの?」

鈴木「ぇ!あ!豹馬くん!?なんでここに!?」

千切「俺はこの人呼びに来ただけだけど。アンタ別の棟の担当だろ。なんでここにいるんだよ?」

なんと思いも寄らない救世主に鈴木さんが振り上げた腕は胸の前で揃えられていた

うわ

イケメンの力ってすご…

てか呼びに来たっていった?

「あの!なんかあったんですか?!」

千切「ッ!う、ん…」

急に至近距離で振り向いた私に少し驚く千切さん

いや美人!!

そして睨んでこないで2人共!!!

私は働いてるだけよ!!!?

千切「…俺この人に用があるし。他の棟の奴ら困ってると思うんだけど。」

千切「アンタ俺のこと知ってるみたいだったけど。もしかして俺に会うためとかそんな浅い理由でここに来たわけじゃないよな?」

鈴木「そ!そんなこと!」

千切「じゃあさっさと自分の持ち場戻れよ。」

そうして2人は私を人睨みして

千切さんには流し目を使って帰っていった

女子こわぁー

千切「…大丈夫?」

「大丈夫っす。助かりました。なんかトラブルですか?」

千切「また栗夢の野郎が足つったって騒いでんだ。」

「昨日も言ってませんでした?」

千切「今回は本当らしい。」

「何ですか本当とか笑」

この人静かだけど嫌な人ではないんだな

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作者名:ソバチャノ | 作成日時:2024年2月8日 17時

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