迷路のゴール ページ11
「そろそろ戻らないとダメかな〜」
何やら会場からの声が大きくなってきた
多分今一番盛り上がっているのだろう
黒名「そうだな」
「じゃあ戻ろう」
黒名「あ、待ってくれ」
「ん?どうしたの?」
黒名「迷路、ゴールしてみたい」
あ、そういえばここ迷路だった
全然ゴールする気なくて忘れてたな
まぁ、戻るのも億劫だったしいっか
「そうだね。ゴールしてみよ」
2人でゴールに向けて歩き回った
見た目からも分かる通り複雑で難しかった中なんとかゴールにたどり着いた
「やっと着いた」
黒名「案外ちゃんとできてる」
「本当それ。ちょっと疲れた〜」
黒名「…終わるまでここにいても、バレないと思う」
え、蘭世くん意外とその場のノリ主義者…
待って嬉しい
「蘭世くん…はともかく、私はバレなさそう。そうするか〜、もう戻ってもやることないし」
そう言いながらベンチに座る
黒名「そうしよう」
隣に蘭世くんが座る
いいのか?本当にこの人ここにいて
流石に君はバレるんじゃないか?
なんて思っても帰らないだろうけどね
「…やっぱ私黒名くん呼びていい?」
黒名「なんで…」
「有名人名前呼び難易度高い」
黒名「他の奴は呼び捨てなのに」
「それとこれは別でしょーが」
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作者名:ソバチャノ | 作成日時:2024年3月11日 16時