43:萌奈 ページ44
私は花菜撫を抱えまじ寄りのガチで一生懸命逃げていた。
私の個性は正直言って、まあ正直言うと、
"伸びしろがあるだけで今実践ではなかなか使えないよね〜"だから私体術ばっかしてるでしょ。
んな事は今どうでもいいんだけどね！
『ふおっ、あっぶな！首チョンパされ･･･おい！ガキンチョ起きろ！』
恐怖で気絶してしまったのだろうか。
さっきまで悲鳴をあげていた花菜撫はぐったりとしていた。
『お前のせいだ！お前のせいで！ガキンチョは！』
「んな事言ってる場合かくそA！勝手に殺すな！あと早く逃げろや！」
『逃げたくても逃げれないんだっつのバカが！』
そう叫びつつ逃げ回って着地した時に鋭い痛みが腹に響く。
いっっってぇ！！
なんか知らんけどほんとになかなか治らない私の腹は限界を超えたようで傷口が広がり始めていた。
『あっ、ダメ爆豪、私トイレ、･･･』
「お前まえみろっつの！！」
私は敵の攻撃に気づくと同時に、爆豪が数メートル先にぶっ飛ばされてた。
『勝己！！』
前を向き直ると気持ち悪い顔をしているヴィランがいる。私の個性じゃ勝てない。
それはよくわかっている。
さあ、どうしようか。
『･･･それにしてもお前顔きもっち悪いな。』
「ああ！？んだと！？」
嘘をつくのが苦手な私が火に油を注い出しまった時、
「かっちゃん！！！」
聞き覚えのある声がした。
振り返ると萌奈ちゃんがいた。
私の後を追いかけてきたのだろう。
すると突然爆豪に抱きついた。
「大丈夫大丈夫！今暗示かけてあげるからね、」
萌奈ちゃんが必死に暗示をかけているのか、
私には考える暇もなかった。
爆豪がまた攻撃に加わってきたのだ。
爆豪はかなり怪我をおっている。
なら本当にマジで馬鹿。
暗示であるのなら間違いなく体を壊す。
『萌奈ちゃん暗示をやめて！！』
さっきから刃物が当たっているはずなのに攻撃を続ける爆豪。
『勝己止まれ！！お前死ぬから！マジで！』
「うっせぇ！！お前は黙ってろ！萌奈！このまま俺に暗示をかけ続けろや！」
萌奈ちゃんは嬉しそうに手を伸ばして爆豪にかざしている。
ダメだって本当に。
壊れてしまう。
『勝己！！止まれ！！私が戦う！』
「引っ込んでろ！！俺はお前が無事ならどうなったっていいんだよ！！」
勝己がそう叫んだ。
私のためにそんな体を犠牲にしないで。
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たら - 小学生の子かっこよすぎ。結婚しよう (2021年8月12日 21時) (
レス) id: 979f7d7a59 (このIDを非表示/違反報告)
れふる(プロフ) - とても素敵な作品で大好きです！！続編待ってます！！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: f89108791d (このIDを非表示/違反報告)
マイ - めちゃ感動した。やばい神すぎる神に改名したまえ (2020年4月9日 10時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 本当まじ感動しました！めっちゃキュンキュンする〜！！神作書いてくださって本当にありがとうございます！！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5ed857011f (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 素敵でした (2020年3月12日 12時) (レス) id: 70df13c73f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日�� | 作成日時：2020年1月8日 23時
