23:いたいいたいの、とんでいけ ページ24
『いっっ.........！！』
実際、青山のレーザーは全然違うところに打たれ、
石だけが私のお腹に向かってきた。
きっと岩を砕いて当てるつもりだったんだろう。
今すぐリタイアしたい。
でも、頑張らないと、爆豪は無傷だ。
戦わないと、石を抜いて立ち上がる。
『爆豪っ！！どこだっ！』
見渡しさがすと萌奈ちゃんがこっちを見て震えるようにしていた。
そこに爆豪がすぐに駆け寄る。
「大丈夫か、萌奈っ！」
「い、いたい、.........」
萌奈ちゃんは足が紫色になっていた。
折れているのか分からないけど、ヒーローになる私たちは多少の痛みを我慢しないといけない。
だけど、あんな痛がるということは多分相当のなにかだ。
お腹を抑えながら叫んだ。
『も、萌奈ちゃんっ！！』
「こないでっ！！」
へっ？と固まる。
先生が駆けつけてきて萌奈ちゃんに、集まった。
「保健室にいけ。青山、水成、交代だ。」
爆豪が萌奈ちゃんを抱えて立ち上がる。
『萌奈ちゃ、.........』
「こっちくんなや、.........お前のせいやぞ。」
爆豪に睨まれて足がすくむ。
ちがう、違うんだって私は助けたくて、
じくじくと痛むお腹が私に限界を感じさせ始めた。
「私情を挟むな水成。これは遊びじゃないんだ。」
相澤先生に背中を軽く叩かれる。
ダメだ、ちゃんとあやまって説明しないと、
それに、私もお腹痛くて、それどころでない。
私のヒーロースーツはピチピチじゃなし見にくい色だから見えないけどだいぶ血が出てる。
ていうか、石を抜ききれてない。
角に行って石を抜くと激痛が響く。
『大丈夫。大丈夫.........』
石をそこら辺に投げて私はすぐに保健室へ走った。
保健室へ行くと、扉前から話し声が聞こえる。
「多分、私にかっちゃんが心配していたから、.........やめてって言ってたし、」
「そんな、.........水成もヤキモチでそんなこと」
何人かの男子と萌奈ちゃんの声がする。
扉に手をかけた手はそれを開けようとはしなかった。
ああ、痛い。
痛い。
全部痛い。
『何してんだろうなぁ、私。』
━━━━━━━━━━━━━━━
「爆豪？」
切島は爆豪に声をかけた。
いきなり扉の方を向いたのだ。
「どうした？」
爆豪は立ち上がると扉を開ける。
しかしそこには誰もいない廊下が広がっている。
「どうしたん、急に」
お茶子が爆豪に尋ねた。
「いや、なんでもねぇ。」
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たら - 小学生の子かっこよすぎ。結婚しよう (2021年8月12日 21時) (
レス) id: 979f7d7a59 (このIDを非表示/違反報告)
れふる(プロフ) - とても素敵な作品で大好きです！！続編待ってます！！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: f89108791d (このIDを非表示/違反報告)
マイ - めちゃ感動した。やばい神すぎる神に改名したまえ (2020年4月9日 10時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 本当まじ感動しました！めっちゃキュンキュンする〜！！神作書いてくださって本当にありがとうございます！！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5ed857011f (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 素敵でした (2020年3月12日 12時) (レス) id: 70df13c73f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日�� | 作成日時：2020年1月8日 23時
