1:中学時代のおもひで ページ2
『おっはよー！緑谷くん今日から席隣だね！』
「お、おはよう水成さん、1ヶ月だけど、よろしくね」
そう言って緑谷くんはふへっと、微笑んだ。
なんだこの天使の笑顔は。思わずにやけてしまう口元を抑えながら私はガッツポーズをして見せた。
私、水成Aは中学校3年目、私は緑谷くんと2年目の同じクラスを迎えていた。1年では違うクラスだったものの、2年からはそれなりに仲良くやってきた仲である。
『いやー、緑谷くんが同じクラスで嬉しいよ。』
「僕も...！水成さんと同じで嬉しいよ」
そう言って照れるように笑う。
なにこれ。男の子ってこんなにふわふわしてたっけ。あれっ、アホばっかだと思ってたわ。こんなんだと知らないおじさんに目をつけられてしまうのではないかという変な考えが過ったがそれはダメだと頭を振った。
『みんな男子が緑谷くんみたいな人だったらいいのにねー、バカ騒ぎしないし、隠れて女子にランキングつけたりしないし、
"むやみに人に怒鳴ったりしない"し、』
「あ"あ"っ！？誰の事言ってんだクソ水成！」
そうして私は誰かとも言ってないのに手から軽く爆発させてこっちを睨む爆豪勝己ことかっちゃん。あいつは3年間同じクラスなのだが、自分に都合の悪いことは千里眼ならぬ千里耳になるようでこうしてつっかかってくるのだ。
『ほらね、自覚ありでしょ。』
「もういっぺん言ってみろくそ水成ぃ！」
『ハイハイ落ちちゅいてかっちゃん』
「かっちゃん言うなや！！死ね！！」
別に特別仲がいい訳でもない。
どちらかと言うとよく揉めていたりしたので爆豪の天
敵が来たぞなんて言われたりもしていた。
だから、私は絶対意識されてないんだなって思ってた。
なんならこの思いはぜーんぶしまい込んでなかったことにしてしまえばいい。
そう頭でカタをつけ終わっているつもりだったのだ。
それなのに。
「お前、もうずっと俺といればいいだろ。」
『へ？』
高校の合格発表の日、
私は
忘れかけていた自分の気持ちが溢れ出るように
雪が感じられないくらい体が熱くなる体験をした。
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たら - 小学生の子かっこよすぎ。結婚しよう (2021年8月12日 21時) (
レス) id: 979f7d7a59 (このIDを非表示/違反報告)
れふる(プロフ) - とても素敵な作品で大好きです！！続編待ってます！！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: f89108791d (このIDを非表示/違反報告)
マイ - めちゃ感動した。やばい神すぎる神に改名したまえ (2020年4月9日 10時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 本当まじ感動しました！めっちゃキュンキュンする〜！！神作書いてくださって本当にありがとうございます！！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5ed857011f (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 素敵でした (2020年3月12日 12時) (レス) id: 70df13c73f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日�� | 作成日時：2020年1月8日 23時
