19:ｽﾞｻｧｱｱｱ ページ20
私の生きてきたとても長い人生の中で(16)私の大切なものを3つあげるとするならば《睡眠》《漫画》
そして《食い物》である。
「ただのニートだろ！！」
は？？このアホズラなんつった？
『ニートと一緒にすんな！これがニートに見えるなんざまだまだだなお前！！』
こんなセリフを言うなんて私はやっぱ母さんの子なんだなって自覚する。いやだ、いや。あんなヒーローになりたくない。
「いやニートだろ、かっこよく言っても自宅警備員だわ！！もっとこう、さ？お前だいぶ可愛いほうなんだし出かけたりとかしろよ！」
『ははーん？お前そうやって私に奢らせるつもりだな？ははーん？わかった私。今度合コンセッティングしてやんよ、ハムスターとアメリカンショートヘアとコーギーのどれがいいんだい？』
「ははーん？って言いたいだけだろお前！！それにそれただのペットショップに行きたいだけじゃねぇか！！」
私は係じゃないのにこの間仕事(ノートを職員室に運ぶ)を上鳴に押し付けたせいで手伝わされていた。
自分で運べよな！ったく、天使かっての私は。
「いや、お前のこの間の仕事を俺がしてるんだぞ.........？」
『わかってるわそれくらい！！ありがとうねはーとはーとはーとはーと』
「それは口で言うもんじゃねぇ」
上鳴がなかなかノートを落とさないので早く落とさないかなーとじーっとノートを見つめていると、
「つかさ、爆豪あいつどうしたの？ずっと萌奈ちゃんといるだろ。」
あれから2日。爆豪は後ろをついてくるのをいやがるどころか萌奈ちゃんが来るで待つなどのまるで女子のようにこの2日をすごしていた。
『んー、そうだね、確かに、でも萌奈ちゃんも今は心細いだろうし、もっと声かけてみようかな。』
「萌奈ちゃんじゃなくて、あーもう、なんでわかんねーかな！」
むず痒そうに頭に手を当てた上鳴はｽﾞｻｧｱｱｱとノートを落とした。
『っしゃ！！落とした！！三奈にジュース奢ってもらお！！』
「何賭け事してんのお前！？だからずっと見てたのかよ！」
ごめんごめんと言いながら上鳴のノートを拾う。
分かってるよ、ちゃんと。
爆豪は人が変わったかのように私と一緒にはいてくれなくなった。
話しかけてるのに会話が続かないのは辛いけど、
今日一緒に帰れないか聞いてみよう。
そう思ってノートを握りしめた。
「サンキュってあっ！！それ俺のノート！！」
『あっ。』
そうして私もノートｽﾞｻｧｱｱｱした。
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たら - 小学生の子かっこよすぎ。結婚しよう (2021年8月12日 21時) (
レス) id: 979f7d7a59 (このIDを非表示/違反報告)
れふる(プロフ) - とても素敵な作品で大好きです！！続編待ってます！！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: f89108791d (このIDを非表示/違反報告)
マイ - めちゃ感動した。やばい神すぎる神に改名したまえ (2020年4月9日 10時) (レス) id: d1e84853e0 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 本当まじ感動しました！めっちゃキュンキュンする〜！！神作書いてくださって本当にありがとうございます！！ (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5ed857011f (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 素敵でした (2020年3月12日 12時) (レス) id: 70df13c73f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日�� | 作成日時：2020年1月8日 23時
