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4:気持ち。 ページ4

Aside

先生、好きな人居ないんだ。

女誑しみたいなくせに。

歌詞太郎:「…Aちゃん?」

A:「…なんですか、」

歌詞太郎:「今日、いつもより元気ないね?どうかした?」

A:「いや…別に。」

この先生は信じられるのかな。わかんない。

こうやって気にするのもどうせ「社交辞令」でしょ。

そういうのが気持ち悪いんだよ。

もう誰も頼りたくなかったのに。誰にも見つけられたくなかったのに。

歌詞太郎:「僕はね、Aちゃんに素直になってほしいな、辛い時は辛いって、悲しい時は悲しいって。笑ってるAちゃんが見たいな。いつでもいいからさ。どんなに時間が経ってもいいから。」

ただ、この先生は何かが違った。

この人なら…


信じられる。

言葉の針がチクチク刺さった心を

ピンセットで1本ずつ抜いてくれるような。

「無償の優しさ」を感じた。

A:「…先生。」

もう全部、吐き出そう。

どうせ嫌われるんだ、それなら早い方がいいでしょう。

歌詞太郎:「うん?」

A:「あのね…あたし…」

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作者名:りりまる。 | 作成日時:2017年10月14日 8時

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