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流星「さ、帰ろか?」
照れながら言う流星がいつも以上に可愛い。
「うん...」
歩きながら沈黙の中、さっきの事が頭の中でフラッシュバックされる。
今考えたらめっちゃ恥ずいやん///
流星「?A?どうしたん?めっちゃ顔赤いで?」
バレた!?
「ん?あ、あぁ...何でもないで笑」
この状況で恥ずかしくなって二人とも俯く。
ふと手があたった
「あっ、」
ぎゅっ...
触れた手と手は繋がれて
手に力が入る。
流星「ふふっ
A、めっちゃ手ぇ冷たいやん笑」
「流星の手も冷たいやん笑」
するとつないだ手をポケットにいれて見つめられる
「ん、?」
流星「...
好きやで?」
照れくさそうにそういう君
私もつられて頬を赤くする。
「私も。」
流星「えー!?何がー?」
私に好きって言って欲しいのか目をうるうるさせる
「はいはい笑
流星、好きやで?」
自分で言ったのに照れている流星。
そんなことをしていたら家はもうすぐそこ。
着いちゃった...
まだ流星と居たいのに。
また握る手に力が入る。
そして、二人は見つめ合う
流星「A?もう家やで?」
「うん...
りゅせ...、?」
流星「ん?」
「離れたくない...」
俯いて発したその言葉。
凄く小さい声で呟いた。
するとまた全身にさっきの温もり。
流星「僕も、離れたくないで?でも、流石にこの時間やしAのお母さん心配するから笑また明日な?」
「うん...また明日ね?」
また明日と言っておきながら体は素直には動いてくれなくて。
手は繋がれたまんま。
流星「A。」
名前を呼ばれて顔を上げる。
唇に触れる流星の唇。
流星「わがままなAちゃんやからこんなんせんと帰ってくれへんやん?笑笑まぁ、わがままなAも好きやねんけどな?」
余裕そうに言う流星。
「ばか。笑笑また明日、ね、?」
やっと離れた手。
その手を小さく振る。
家に帰って玄関のドアを閉める。
繋いでいた右手を見詰める。
まだあの熱が残っている。
その手をぎゅっと握ってはにかむ。
やっと...両思いになれたんやな笑
長いわ!笑笑
まぁ、私達らしいやん笑笑
幸せってこの事を言うんやろな
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りゅちぇちぇ - ほんとにこの作品大好きです!! 頑張ってください!! (1月8日 0時) (レス) @page19 id: 56240c6a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しずく | 作成日時:2018年1月27日 19時