復活love〝II〟 (ページ46)

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運命の鍵ページ46

ありがとうと笑った君の笑顔は

別れる前と変わらず可愛くて、たまらなく愛しかった。

櫻井｢...うん。｣

大野｢翔くん？どう...｣

君が描いた絵の下で、
強引に腕を引き、君に口付けた。

まるで君が描いた絵の続きみたいに...

櫻井｢...好きだよ。智くん｣

大野｢...俺も｣

お互いの視線が合い
またゆっくりと唇が近付いていく。

そして、２度目のキスを落とす。

最初は唇が触れ合い、段々と口内を互いの舌が犯していく。

大野｢んっ...ぅ...｣

櫻井｢...はぁ、...っ、智くん...。｣

唇が離れた頃には肩で息をするように、少し息が荒く、ますます二人の気持ちを高鳴らせる。

大野｢ん...なぁに？｣

少し水分が溜まった目で櫻井を見れば、
また彼も何か言いたそうな顔で大野を見る。

大野｢...どうしたの？｣

その間が大野にとってすごく不安な気持ちにさせられる。

さっきまで幸せだった時間...

離れていた分、余計に離れたくないと思ってしまった。

でもそれもただの我儘なんだ。

大野｢...帰ろう｣

そう切り出し、その場から立ち上がろうとした瞬間

後から抱きしめられた。

櫻井｢...待って。俺から言いたいことがあるんだ｣

そう言った櫻井は抱きしめてた大野を自分と迎え合わせにして言った。

櫻井｢俺...もう貴方と離れたくない。だから、もし貴方がいいと言うならばコレを受け取って...待ってるから。｣

そう言って、大野の手を握っていた櫻井はするりと手を離し

櫻井｢...帰ろう。送るから｣

そう言ってまた彼の手を引いた。

・
・
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あれから3週間。

部屋にインターホンの音が鳴り響く。

慌てて玄関を開けると、
眩しい陽の光と、愛しい君の姿が視界に映った。

櫻井｢...おかえり｣

大野｢...ただいま！｣

梅雨が終わったその日、

大きい水溜りが映したのは幸せそうに抱き合う二人の姿だった。

【復活LOVE】Fin...