復活love〝II〟 (ページ32)

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気づくページ32

Ａsaid

大野｢膝枕してよ。｣

そう栗茶の髪をした男は言った。

俺が反応に困っているとその人は笑って

大野｢座ってみたかったんでしょ？｣

そう言ってまた笑ってみせた。

そして、俺はソファに

大ちゃんは俺の上に寝るような形になった。

大野｢んふふ、硬ぇなぁ(笑)｣

相葉｢だって俺、男だもん笑｣

そんなやり取りをしてるうちに俺の上で眠る彼はまた夢の中へと入ってしまった。

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相葉｢...ねぇ、頭撫でていいかな。｣

返ってこない返事に笑いながらもゆっくりと彼の頭を撫でた。

すると、くすぐったいのか身体を少し丸める。

相葉｢ふふっ、猫みたい｣

自分の目線の下で可愛く丸まったりする彼が可愛くて愛おしくなる。

相葉(...翔ちゃんが言ってた事ってこんな感じなのかなぁ)

以前、翔ちゃんが俺に言っていた

人を好きになるとなんか止まらないんだよって話。

前は何言ってるのか分からなかった。

止まらないって何？って思ってたのに...

そうして俺の膝の上で眠る大ちゃんを見てるとつい手を出しそうになる。

初恋は甘酸っぱいって聞くけど、今の俺はなんか甘い感じがした。

相葉｢そっか...俺は...｣

小さく呟いた言葉は

自分でも聞こえないくらい小さかった。

でも、一つだけ確かなことはあった。

好きになったら男も女も関係ないってこと

好きにならなかったら絶対に理解出来なかった事。

相葉｢...ありがとう大ちゃん｣

そう言って寝ている大ちゃんの頭をまた優しく撫でた。