復活love〝II〟 (ページ31)

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つかぬまのページ31

Ａsaid

午前の仕事も一段落した頃

昼食をはさむ前に休憩しようと会議室の前にある小さいスペースへと向かう。

会議室前の休憩スペースは平たく言えばロビーみたくなっていて、ガラス張りの窓に向かって置かれてるソファなんかもある。

でも、それと休憩スペースの所からは少し離れてるし

そのソファは大体、人を待つような目的で使われることが多い。

相葉(今は人いなそうだなぁ...)

自販機で買ったお茶を一口、口に含むと
好奇心からソファに座ることにした。

別にここも本来なら社員だって使っていいもの

相葉｢俺も座ってみたかったんだよね～♪｣

新入社員でもないのに今までスルーしていたソファに今になって興味を示し、

スキップしたい衝動を抑えソファの前へと回った。

でも、そこには予想してなかった光景があった

小さい寝息を立てて気持ちよさそうに眠る大ちゃんの姿があった。

相葉｢え！？なんで...？｣

あまりにもびっくりした俺はつい寝ている大ちゃんの目の前で大きい声を出してしまった。

やべっ！っと思いすぐに両手で自分の口を抑えるが大ちゃんが起きる気配は感じられなかった

相葉｢...寝てる？...よかったぁ｣

相変わらず気持ちよそうに寝てる大ちゃんを見てほっと胸をなでおろす。

...そうすると今度は寝てる大ちゃん自身が気になってくる。

相葉(...可愛いなぁ、少し触ってもいい、かな？)

寝てる大ちゃんの目線になろうと床に膝をつけ、ゆっくりと大ちゃんの顔をのぞき込む。

相葉(うわぁ、睫毛長っ！髪もふわふわしてる...ほっぺ触りたい...)

もう自我がきかない俺は触れてみたくて若干の震える手を抑え大ちゃんの頬に持っていく。

でも、触れたのは柔らかい感触じゃなくて、硬い。

しかもゴツゴツしてる？

大野｢...何、してるの？｣

寝ていたはずの大ちゃんが俺の顔をみてニヤッと笑った。

頬を触れようとした俺の手は大ちゃんに掴まれていた。

相葉｢大ちゃん...！いつから起きてっ？！｣

慌てる俺が面白いのかクスクス笑いながら｢いつからだろうねー？｣と言ってくる。

大野｢...ねぇ、相葉ちゃん？｣

まだ横になったままの大ちゃんは上目遣いで俺に言った。

大野｢俺、まだ眠いの。相葉ちゃんが良かったらなんだけど────...｣

そう言って、彼はまた深い闇へと落ちていった

...会議室をみるとまだ使用中になっていた。