復活love〝II〟 (ページ28)

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緊張ページ28

Ｓsaid

プレゼンをする許可が降りてから早一週間。

毎日が忙しい中、今日は特に落ち着かない。

落ち着かないといっても慌ただしいという意味ではなく、柄にもなくソワソワ...している。

最近は緩まりがちなネクタイをしっかり締め、

忙しさを表に出さないようゆっくりと動くよう気をつける。

相葉｢お、そろそろニノ達来るんじゃない？｣

雅紀のその一言で一気に身体が強ばる。

相葉｢翔ちゃん緊張してんの？(笑)｣

櫻井｢そりゃあ、まぁ...｣

今日は数回目の打ち合わせになるが
俺の風邪などがあり約１ヶ月の空白が出来てしまった。

だがそれだけではない。

あの黒猫の正体が俺の元カレだった事、そして二宮さんの宣戦布告

...と結構内容濃いのがこの１ヶ月に詰まっていて

仕事とはいえ気まずい雰囲気がする。

もちろん前の打ち合わせで久しぶりに会った智くんは色気も増していて本当は今すぐにでも会いたい。

けど、二宮に会うのは少し気が引けるというか...

仕事に関しては完璧で、こちらもスムーズにことが進むが

１ヶ月前にあんな事があった以上

今日も何かふっかけてくるのか...と気を張っていた。

相葉｢あ、時間じゃない？頑張ってねー！｣

そう無邪気に笑う雅紀に促され会議室へと向かう。

一歩、一歩会議室へと向かう足は

少し早歩きなり、自分がいかに余裕がないのかを思い知らされた。

そして、ドアの前で大きく息をすって静かに息を吐く。

そして、冷たいドアノブに手をかけ

重いドアをゆっくりと開けた。