復活love〝II〟 (ページ22)

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気遣いページ22

Ａsaid

相葉｢あーあ、今日も雨かぁ...｣

そう言って項垂れると、隣の翔ちゃんの席に目線を移す。

本来なら今は業務時間にあたる。

...が、隣の席は空っぽ。

昨日、上司に電話が１本入った。

それは翔ちゃんからで｢体調が悪いから休む｣という内容だったらしいけど

相葉｢う～ん...｣

いつもなら多少は無理して会社来るのに...

ってか中々風邪ひかないのにどうしたんだろ

相葉｢今日は...来るかな｣

そう言って、背もたれに寄りかかって

また外を眺める。

けど、すぐに俺の視界は真っ暗になった。

部長｢あ～い～ば～？｣

相葉｢ﾋｪｯ...ぶ、ちょ｣

俺の目の前にはまるで鬼の様な形相をした部長

部長｢今はなんの時間だ？｣

相葉｢仕事をする時間...デス。｣

部長｢そうだな？じゃあ外回り行ってこい？｣

相葉｢えぇー！俺、今日中にだす書類が！それに外は雨で...部長｢うるせぇ！！｣｣

部長｢書類は俺がやっとく！お前は櫻井の様子を見に行け！｣

相葉｢...え？｣

部長から意外な言葉が出た。

相葉｢外回り...で、翔ちゃん家に？？｣

急すぎて色々と整理ができない。

外回りなのに翔ちゃんの家へ行く意味がわからない。

部長｢だから！お前は外回りって事にして櫻井の家へ行ってやれ！わかったか？！｣

相葉｢...は、はい！｣

部長にそう言われ、足早に会社を後にする。

でも、これってサボ......

まぁ、いいか☆

そして

雨の中、俺は翔ちゃん家へと向かった。