復活love〝II〟 (ページ14)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:82,391 hit

・ページ14

翌日、智は普通に俺に話しかけてきた。

まぁ、少しくらい意識して欲しかったけど...

でも、今になって自分のした事がすごい事なんだって思う。

付き合ってもない上、告白もしてない。

そして男同士...

二宮(流石に引かれたと思ったけど...)

チラッと智を見てみると目が合った。

俺の顔を見るとすぐに赤くなって視線を逸らした...なんてすごくそそられるけど

智はいつも通り柔らかい笑顔を俺に向けた。

二宮(これもこれで...良かったのか？)

昨日は智にカッコつけたけど

智の家を出て見えなくなると、全力疾走で帰った。

それほど智とのキスはヤバかった。

それに、今はお互い高校生だし
そうゆう年頃だからすぐに反応する。

っても彼女に反応する訳でも男にするわけでもなく智だけだけど...

自分がアブノーマルなのかと悩んでいると

さっきまで別の奴と話してた智がいつの間にか俺の前にいた。

二宮｢...どうしたんです？｣

大野｢うん、あのね。後で話があるから...放課後教室で待ってて？｣

そう言って智はまた俺から離れていった。

いつも通りに見えたけど、智はどことなく悲しそうな顔をしていた。

二宮(まさか...俺のせい？！)

心当たりがあるとしたらやはり昨日の事だ。

そう言えばキスをしてる時に智からやめてって言われてた気がする...。

ずっと、想い続けてた智とのキスに

俺は自分でも止められなくて

最初は触れるくらいのキスにしようとしてたのに段々と絡める激しいものになってしまった。

二宮(大体焦って出た言葉が上書きって...

ゲームのしすぎだ...)

そんなことを朝から考えて

気付けばHR終わりのチャイムが鳴った。