復活love〝II〟 (ページ1)

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思いページ1

Osaid

静まり返った部屋。

俺の手には画面が暗くなったスマホが握られてる。

｢...なんで切れたんだろ。｣

さっきまで楽しく会話をしていたのは夢だったのだろうか？

そう思う程、通話時間が短かった。

最初に電話に出た時は明るい感じだったのに
次第に声が震えてきた。

大野｢...どうしたんだろ｣

再度スマホを開き相葉ちゃんとの通話履歴を見てみる。

大野｢え...｣

画面に出ていた数字は15という数字だった。

その数字はあまりにも短すぎたように感じる。

元々誰かと話したくてかけた電話。

余計にそれが俺の不安を掻き立て15という数字が敏感になる。

そしてそれが相葉ちゃんに繋がった。

それでもお互い楽しいと思っていた

大野｢でも、それって俺だけ────...？｣

自分の中で心配が不安に変わる。

あぁ、そうだ。

俺はいつだって自分に向けられる気持ちには逃げるくせに

でも、それが急に離れていくと不安になる。

頭で最低の二文字が浮かぶ。

大野｢そっか、俺は...こうやって皆を傷付けて来たのか...｣

一人の静かな部屋で

小さく泣きながら『最低』と何度も繰り返す

落ちた涙は静かにベッドを濡らした。

そして窓から見える外は微かに雨が降り出してきた。