にじゅうろく 。 ページ27
side dc
.
.
tm「だいちくん」
車に揺られながらぼーっと窓の外を眺めていれば
運転中のともたかに名前を呼ばれる
きっと内容はAのことだろう
tm「Aと知り合って、1年ですかね」
tm「俺が畑に来て少し経った頃Aが戻ってきて、それを知らない俺が先輩風吹かせてたらA怒っちゃって」
tm「私開設当初からここで働いてますけど？ってその当時は怖かったんす、Aの事が」
tm「でもある日、泣いてるAを見たんすよ」
tm「ケータイ握ってすっげぇ泣いてて、よく見たらAのことネットに書いてあって、悪口が」
tm「その時くらいからなんすよ、強がって自分守ってるんだって分かって、やっぱ女の子なんだって」
何も答えない俺なんてお構い無しに
ぺらぺらと話し続けるともたか
さらっと発した言葉の中に
なにか違和感を感じる
dc「ネットの書き込み…？」
tm「聞いてないっすか？」
dc「全く聞いてないかも」
ともたかの話によれば
当時、たまたまAの声が動画に残ってたり
休日俺と出掛けている時に見られて彼女だと思われたりで
Aを悪くいう書き込みをたまたま見つけてしまったらしい
…そんなこと、俺に一切言わなかったのに
dc「いくらともたかだからって、Aを傷付けたら許さないからな」
俺のその一言を聞いてから
窓の外をぽけーっと眺めて黙り込むともたか
好きなんだろうな
dc「もうすぐ妹離れしなきゃか、」
いつの間にかともたかのいなくなった車内に
俺の独り言が虚しく響いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆくまる(プロフ) - Sさん» ありがとうございます！ほんとですか！上手く書けない！って思ってたんでSさんのツボに入って（？）よかったです^∇^ (2019年11月2日 8時) (
レス) id: 534f91d4ae (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - ゆくまるさん» 遅くなってしまいすみません！リクエストした話読ませて頂きました(^o^) 棚澤とテントまさに想像してたので感動してます…！笑 本当にありがとうございました！ (2019年11月2日 3時) (レス) id: 5fccf9d8ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆくまる(プロフ) - Sさん» 了解です！！！ (2019年10月28日 1時) (レス) id: 534f91d4ae (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - ゆくまるさん» だいやふたなトマあったら最高です！ (2019年10月27日 0時) (レス) id: 5fccf9d8ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆくまる(プロフ) - Sさん» 全員分のお話あった方がいいですかね？それともこの人がいいです！ってのあったりしますか？？ (2019年10月27日 0時) (レス) id: 534f91d4ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎名 | 作成日時：2019年8月20日 4時
