畑の檸檬

じゅういち。 ページ12

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hj「もどったぞー！」

dc「Aちゃん！！ちょっと！！」


撮影も終わってHAPに到着すればこれから帰宅するのかだいちが階段を降りてきた

「あ、これから帰るの？」

dc「これから帰るの？ じゃないでしょ！！」


どれだけ連絡したと思ってるの！


なんて頬を膨らまして怒るだいち


傍から見ればたぶん、修羅場のカップル




hj「Aちゃーん！ちょっと手伝ってー！」



うるさいだいちを無視しつつ

階段を上がればソファに寝転がってスマホを弄るはじめくん




…え？？(笑)





「え、なになに、怖い…」

hj「てへ」

「てへじゃないよ、はじめくん」



どうやら特に用は無かったらしく


すぐに来てくれるAがかわいいから


とかよく分からない言い訳して可愛こぶって見せるはじめくん。


ほんとよくわからないひとだ…





…


…



dc「…」



dc「…何してるのさ」



dc「…帰るよ、A」




しょうがないからはじめくんと雑談してたらソファの後ろの柱から顔を覗かせてるだいち




hj「明日だいちくん休みなよ？」


dc「…え？」


hj「Aちゃんも明日休みだからね、今日ありがと」


dc「え、ちょ、」


立ち上がったはじめくんが

さらっと私の頭を撫でる



思わずドキッとしちゃってソファにそのまま寝転がる



後ろで怒ってる声なんて無視して


多分すこし赤くなってる顔を必死に隠した

じゅうに。→←※ 椎名です

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