いや、俺男なんやけども。【稲荷崎】【男主】 (ページ40)

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この状況にデジャブを感じつつ倫太郎の所へ逃げる。

が、同じことを思っていたようで細さを確認するように倫太郎の指が腕を滑る。

角「よくこんな細い腕で侑のサーブ返せるよね」

『…もう嫌やぁ、なんなんこいつら』

不思議、とでも言うようにまじまじと見つめられ半泣き(泣いてはいない)になりながら信介さんの後ろへ隠れる

『信介さん、アイツらがセクハラしてきます、成敗したってください』

侑「あっ、おい！」

卑怯やぞなんて言いながら焦った様子でこちらを見る侑を無視して信介さんの腕に抱きつく

『酷いんですよ侑も倫太郎も、ついでに治も！』

治「なんでや」

『細い細いって人ん体ぺたぺた触りよってからに…くすぐったいんじゃあほ！』

横に信介さんがいるからか無敵な気がしてくる。調子に乗ってべーっと舌を出してればふと信介さんの視線がこちらへ向いているのがわかる

北「…確かにAは細っこいよなぁ。もっと食い。」

絶対にこっちの味方に着いてくれると思っていたため、予想外の言葉に思考が停止する

北「…まぁ人様の体を合意もなしにベタベタ触んのはどうかと思うけどな」

『うんうん、やっぱそうや、アイツらが悪い！』

北「……Aも裸でくっつくのやめや。あんなこともあったんやからもっと警戒心持ち。」

スンマセン…と小さく謝る彼らを見て勝ち誇った笑みを浮かべていれば途端に向けられる矛先。

思わず腕を離し距離をとる

『スンマセン……信介さんお兄ちゃんみたいで安心してつい…気いつけます。』

気まずくて目を逸らしそういえば小さな笑い声が聞こえる。

北「べつにええよ、ちょっと注意しただけやしんな落ち込まんでも。…それにんな距離取られたら寂しいわ」

『…あ、、ウス！！適度に、程々に！くっつきます！』

そんな意味のわからない宣言に場が和んだところでそろそろ出ようと言う話になった。