いや、俺男なんやけども。【稲荷崎】【男主】 (ページ33)

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結局あのあと少しだけ喋って再び勉強に戻った。

空が赤くなった頃には帰ることになり、北さんは最寄り駅まで送ってくれた。

『今日はありがとうございました！』

北「ん、明日頑張り。」

『はい！』

ブンブンと大きくてを振れば小さく手を振り返してくれた

┈

そして追試当日。

侑「＿＿終わったーー！！！」

治「喧し」

侑「なんやと！」

『ほら、さっさといこや、先輩たち待ってんで』

追試は無事合格、双子らも相当頑張ったらしく、げっそりとしていた。

急いでコーチの車に乗り込み合宿所へと向かう。

助っ席には誰も乗っておらず、両サイドにでかい男2人。

治「おいツム、場所取りすぎや」

侑「はぁ？サムかてAにくっつきすぎやろ離れろや」

治「狭いんやからしゃーないやろ、嫌なら前行けや、空いてんで」

侑「サムが前行けばええやろ！」

案の定ぎゅうぎゅうで身動きが取れない。
その上俺を挟んで喧嘩する始末。

『…俺が前行くわ』

宮｢「嫌や」｣

はぁと溜息をつきそう提案すれば即答する双子。

こーゆう時だけ息ぴったりなんやめぇや

侑「Aくん隣やないと酔う」

治「せや、コイツと隣とか嫌やわ絶対」

『…あー、もう！分かったから抱きつくんやめえ！暑っ苦しいわ！』

結局合宿所までの数時間、2人にピッタリとくっつかれながら過ごした。