18話 ページ19
※胸糞表現あり
北「…なぁ、自分、バレー部入らん?」
北さんの言葉が授業中もずっと繰り返される。
授業どころかHRが終わってることにも気づかず、ただぼーっと座ったまま窓の外を眺める。
治「…橘くん?」
ふと名前を呼ばれ視線を向ける
治「ずっと上の空やったけど大丈夫?」
心配そうに眉を下げ此方を伺う宮治に少し申し訳なさを感じる
『…なぁ、今日も見学行ってもえぇ?』
何を思ったのか、気づいたら口にしていた
快く受け入れてくれた2人に感謝しつつ、帰る準備も終わっていなかった為、先にに行ってるよう伝える。
二人が部室へ向かい暫くしてから教室を出る。
もう少しで体育館へ着くというとこで正面から佐藤さんがズカズカと向かってくる。
「…ねぇ、うちの忠告聞こえてなかったん?」
『…』
「さっさと消えろ言うたよな、なんでバレー部行こうとしとるん?」
…なんで知ってるのか聞けば角名達が話しているのを聞いたそうで
「…痛い目見る言うたよな、それともうちの事舐めとるん?」
腕を掴み有無を言わさず体育館近くの空き教室へ連れてかれる。
ガラッとドアを閉めそのまま床へ打ち付けられる。
教室には3年生であろう女が2人と男3人。
でかい男3人に囲まれ見下ろされつつ、その様子を撮影する女子生徒達。
「…なんや、男言うとったから乗り気せぇへんかったけど偉い女々しい奴やなぁ」
「これなら萎えんくて済みそうや」
なんて下品な笑みを浮かべながら詰め寄る自分より一回りほどデカい男子生徒達。
声をだせば誰か来るやろか、なんて思考は冷静だが恐怖は感じてるようで指先が震える。
小さく息を吸い込み叫ぼうと口を開けるも、男の手によってそれは阻止される。
佐藤「なんや、逃げられるとでも思っとるん?お得意のぶりっ子で優しくしてくださいって泣きついた方がええんとちゃう?」
なんて嫌味ったらしく口にする佐藤先輩を睨みつける。
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みや(プロフ) - じゃがりこって美味しいですよねさん» わ〜い!ありがとうございます🥲☺️✨ (3月3日 11時) (レス) id: 1f73369b2a (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - 男主最高…神です😇😇😇 (3月2日 19時) (レス) @page10 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オ.リ.フ/ラついてますよ!☑外してください (2月29日 11時) (レス) id: 230941a378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もや | 作成日時:2024年2月27日 14時