[第五人格・短編集]いろんな恋の形2 (ページ22)

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イソップ…世界一甘い誕生日プレゼント2 ページ22

貴女「イソップ、お誕生日おめでとう！」

イソップ「や、やっと来てくれた！」

私は緊張しながらも、彼に声を掛けた。イソップはいきなり現れた私に一瞬ビックリしたようだが、嬉しそうに笑ってくれた。

貴女「これ…誕生日プレゼント…」

若干震える右手を隠し、左手でプレゼントを渡す。

イソップ「ネックレスですか⁉嬉しいです。本当にありがとうございます！」

早速付けてくれた彼。私は嬉しくて笑ってしまう。

貴女「あと…もう一つあるの…」

イソップ「何ですか？…これでも十分なのに…」

さっきウィラさんに言われた通りに、震える声で言う。

貴女「プレゼントは…私でも…良い…ですか？」

つい敬語になってしまった。

彼もビックリして固まったが、私の手の甲にマスク越しにキスをした。

イソップ「…嬉しいです。今までの誕生日の中で嬉しいプレゼントです！」

彼はマスクを取って、私の唇に直接キスをする。

ウィリアム「おいイソップとA！何処に行くんだよ！てかイソップ！お前の大事なアイデンティティ(タイトル回収)机の上にあるぞ？」

そのあと彼は、私の手を引いて自分の部屋へと向かう為ウィリアムくん達がいる食堂の入り口の方へと向かった。

ウィリアム「Aもなんか緊張してるな。大丈夫か？」

緊張している私の肩に手を置いたウィリアムくん。

だが、彼の大きな手。イソップは振り払った。

イソップ「ウィリアムさん、僕のプレゼントに触らないでください。あと、ナワーブくん。明日のゲーム変わってください」

イソップ「みなさん、今日は本当にありがとうございました。僕はとても可愛いプレゼントを貰ったので、自室で楽しみますね。では、おやすみなさい。」

イライ「ハッ…みなさん、イソップくんの部屋には近づかないようにね。」

ナワーブ「アイツ、怖」

私達は食堂を出て真っ直ぐ、彼の部屋へと行く。

部屋に入った瞬間、深いキスをされた。

イソップ「…ふふ…可愛いですね。僕、もう我慢出来ないです…良い…ですか？」

その日の夜、私の人生の中で1番甘い夜になりました。