[第五人格・短編集]いろんな恋の形 (ページ44)

今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:270,123 hit

荘園のロールシャッハと睡眠医師ページ44

今回はあの衣装を来たイソップくんとジョゼフさんのお話です。

イソップ＝ロールシャッハ
ジョゼフ＝睡眠医師

この荘園ではサバイバーにもハンターにも衣装がある。

荘園の主であるナイチンゲールさんが、私達にゲームで着れるようなものを用意してくれるのだ。

この前は、真っ黒でかっこいいチェーンが着いたナース服をプレゼントされた。

私以外にも、イライくんやトレイシーちゃん、ノートンくんは患者として私が今まで知らなかった症状をイメージした衣装を貰っていた。

荘園のルールで、衣装を貰ったら1週間はその服で行動するというのがあるため、私達は衣装の性格も変わり、かなり困った。

今は通常通りの服を着ている。

そして今私は、その衣装で物凄く困っている。

イソップ「Aさん、逃げますよ？」

貴女「イソップくん？な、なんでその服を？」

イソップ「いいから、逃げますよ！！」

そう言うと、彼は私の手を引いて走りだす。

ジョゼフ「ロールシャッハ！！！！」

私達が逃げている途中、睡眠医師の格好をしているジョゼフさんが現れる。

ジョゼフ「A、今すぐロールシャッハから離れなさい。彼は患者だ。」

イソップ「僕は医者で、彼女は僕の患者だ。一緒にここから逃げるんです。」

また面倒なことになった。

この前も逃げると言って、イソップくんはイライくんとトレイシーちゃん、ノートンくん、私を抱えて無理矢理脱出しようとした所を鎮静剤を持ったエミリー先生達に追いかけられるという悪夢が起こったのだ。

ジョゼフ「さぁ、キミも治療しなきゃね。Aおいで？」

そう言うと彼は私を抱き寄せる。

イソップ「ちょっと、彼女は僕の患者です。貴方には渡しません。」

私はジョゼフさんが睡眠医師だからか分からないが、とても眠たくなり眠ってしまった。

ジョゼフ「おや、寝てしまいましたね？さぁ、ゆっくりと診察しようか…ロールシャッハ、手伝ってくれ」

イソップ「いいですよ…僕の大事な患者さんなんで…」

この後、甘い診察を受けることを知らないAは夢の中で死神リッパーに引き摺り回されるという謎の体験をしたのであった。