ジョゼフ…写真世界のキミ ページ30
今日は調子が悪い
Aは暗号機を解読しようとしても、ハンターであるジョゼフに見つかり、彼女の苦手なチェイスになる。
また解読の得意なヘレナも追いかけ回され、救助担当のナワーブの肘当ての消費が早かったり、幸運児のラックは欲しいアイテムが出てこなかったりと、不運の連発。
なんとか、暗号機が残り２つというところまでいけた。
だがジョゼフが写真を撮り、また写真世界が出来てしまいヘレナが吊られたのだ。
Aは彼女を助けようと、写真世界に入った。
写真世界に入るとすぐに、この世界のAが先程までいた位置で止まっている。
ヘレナもすぐ近くの椅子に座っていたため、救助に行こうとしたが心音が鳴り始めた。
Aは一旦隠れることにし、ジョゼフから見えない位置にしゃがむ。
ジョゼフはピタリと止まって動かないこの世界のAに触れた。
ジョゼフ「…可愛い。早く、僕のものにならないかな…」
彼は彼女を抱きしめ、残像に口付けをする。
Aはその行為にビックリしたのか、小さめの声をあげてしまった。
ジョゼフは、すぐに気づき本物の彼女を見る。
貴女「ご、ごめんなさい…」
ジョゼフ「…何もしないから、こっちにおいで？」
彼は持っていた武器を地面に落とし、彼女のために手を広げた。
Aは恐る恐る彼に近づく。
彼は自分より小さい彼女を優しく抱きしめる。
すると、写真世界が終わったのか辺りが白黒から色づいた世界に戻る。
ヘレナはダウンしていたが、ナワーブやラックと一緒いたのか、すぐに回復。
ジョゼフ「A、キミのことが好きでたまらないんだ。好きだ、愛してるんだ…」
必死に話す彼。
貴女「私なんかでよければ……私もジョゼフさんが大好きなんです！」
抱きしめ合ってるので顔はお互いに見えないが、Aの顔はかなり赤いだろう。
2人がそうしている間に全ての暗号解読が終わった。
ジョゼフ「A、お願いがあるんだ。今日のステージは赤の教会だ。僕との愛を誓ってほしい。」
貴女「…はい」
ナワーブ達は中々来ないAが心配だったが、3人で脱出した。
2人は教会で静かに愛を誓い、キスを交わした。
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