トリップってホントにあるんだ……。two！ (ページ4)

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またまたやって来ました、鬼ごっこの時間です。ページ4

コラさんと二人でゆっくりしていると突如背中に悪寒が走り、船の後ろを見る。

ｼｬﾝｸｽ［Aー！！！！見つけたぞー！］

［…海壁…。］

スっと手を上げるとバシャリと音を立てて船の周りに海水の膜が張る。

［コラさん、逃げるぞ。］

ｺﾗｿﾝ［おう！…ってうわｯ！］

［は？コラさんｯ！］

また何もないところですっ転んだコラさんの手を引き船に戻すがその反動で俺が海に投げ出された。

［まじかよ…。］

バシャァーンと水しぶきが上がり俺の体が海に沈んでいく。

［……！？］

上がろうとすると足に巨大だこの足が絡み付く。
解こうとするが海の中では上手く力が使えず酸素だけが失われていく。

［がはｯ…。］

ボキｯと言う音がして足の骨を折られる…体にも巻き付いているタコ足の力が強まり自分の骨がミシミシと音を立てる。

［…い"ｯ…。］

最後の力を振り絞りタコ自体を泡に変える。
自分の体がどんどん下に沈んでいく、意識が飛ぶ寸前で体に空気が送られる。

［……ッ！］

一気に海を浮上し甲板に下ろされる。

［…ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...ｹﾞﾎｯ…。］

ｼｬﾝｸｽ［大丈夫かよ！？］

ﾍﾞﾝ［…ｺﾞﾎｯ…大丈夫か。］

［あ、あ…ありがとう……ベンさん…ｹﾞﾎｯ…ｺﾞﾎｯ…。］

ｺﾗｿﾝ［ごめんなァ！？俺のせいで！俺がドジったから！］

俺を助けてくれたのはベンさんだったが何故かシャンクスやコラさんが引っ付いて来る。

ﾍﾞﾝ［A、取り敢えず着替えて来い…そのままじゃ風邪引いちまうからな…。］

［あぁ、そうする…。］

着替え終わって戻るとベンさんが手招きをしてくれていたので行ってみると。

ﾍﾞﾝ［…怪我は無いのか…。］

［あぁ、足の骨を折られたぐらいだ。］

ﾍﾞﾝ［普通に歩けていたが…もう平気なのか？］

［平気だ、まだ少し痛いがもう数十分もすれば完治する。］

するとベンさんは俺の頭をぐしゃぐしゃと撫で歩いて行った。

ｼｬﾝｸｽ［……A～…見つけた、捕まえた…ナカマナルヨナ？］

［(頭)大丈夫か？シャンクス…仲間は一日だけな、日にちは決めてなかったもんな？俺を捕まえるごとに一日って事で。］

ｼｬﾝｸｽ［ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！そうだった、ずっとって言ってねぇじゃん！？おれぇ！］

いつも通りに戻ったシャンクスに安心しつつ今の状況を楽しむ、シャンクスが自分を責めている所が面白いのだ。

ｼｬﾝｸｽ［…ん？今失礼な事考えなかったか？］

［鋭いな…正解だ。］←