検索窓
今日:5 hit、昨日:34 hit、合計:132,866 hit

気に入られ、眠る。 ページ33

[…ッ!?……。]

暗がりから姿を見せたのは真っ黒の服に身を包んだジンだった、薬のせいで鼻が利かなくジンだと気付かなかった。

ジン[…てめぇは誰だ?なんでこんな所に座り込んでやがる…。]

[…俺にも色々と事情があるので聞かないでもらえます?…それにもが仲間が迎えが来るんです。]

ジン[はっ…そうかよ、此処でくたばっちまうのかと思ったが…残念だ。]

クルリと向きを変え歩いて行くジン…少し歩くとこちらを振り返る。

ジン[…俺はジンだ、てめぇは?。]

[椎那…です。]

ジン[そうか…てめぇは気に入ったぜ、またな。]

何か気に入られた…まぁ殺されないだけマシか。

諸伏[A!]

松田[A!]

[…あぁ、唯さん…陣平さん…。]

諸伏[大丈夫か!?何もされてねぇか?俺今からゼロ殺って来るからッ、安心しろよ!]

殺気立って行こうとする唯さんの服を掴む。

[ゅ…景光さんッ…良いから安室さんは徹夜でおかしくなってただけなんだ、俺は良いから帰ろう?]

諸伏[お、おう…。]

俺は陣平さんに抱えられ車に乗せられる。

松田[…お前手首どうした?傷になってんぞ…。]

[ぁ…手錠だろ、痛くねぇから気付かねぇんだよな…。]

諸伏[は?マジ?ゼロ巫山戯んな。]←

景光さんが掴んでいるハンドルがミシミシ言っている。

松田[アイツに徹夜させねぇ方が良んじゃねぇのか。]

諸伏[…そうしたいんだけどな、そうもいかなくてよ…始末書やら何やらが多いんだよとにかく…多いんだよ。]

[…安室さん、五徹目だって言ってたけどよ…本音がエグい。]

諸伏[あぁ、アイツな…限界来るとえげつない事言い始めるし壁に話し掛けるんだよ。]

松田[……うわぁ…、でも諸伏は発狂するタイプだろ?俺実際見たし…。]

陣平さんの声を聴きながら突然訪れた睡魔に耐えられず目が閉じて行く…陣平さんに寄り掛かる様にして俺の意識は完全に落ちた。

松田陣平side→←初メテ奪ワレル……カモ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
459人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ライア@Liar_onlooker - 終わり!?終わり、ですか!?…そうですか……………。 (2021年2月16日 23時) (レス) id: 0b6d81382b (このIDを非表示/違反報告)
エイト(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください( *´艸`) (2019年11月11日 18時) (レス) id: 24330c091d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:shell | 作成日時:2019年4月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。