安心する。 ページ35
ゆらゆらと揺れている…急に頭がずしりと重くなる…陣平さんが撫でてくれているのだうか?
安心するな…こんな安心した事無い。
ふわりと体が持ち上がる…薄ら目を開けると家の玄関が見えた。
陣平さんの顔が見えて研二さんの後ろ姿が見える…もう大丈夫と思いまた目を閉じる…。
黒羽[Aは俺が寝室連れてくぜー。]
そう快斗の声が聞こえまたふわりと体が浮き少し陣平さんよりも揺れが無く快斗の匂いが俺を包む。
黒羽[お帰り、A…明日は仕事の話聞かせてくれよ…俺も手伝えることあったらやるからな。]
[……その前に…早く家に…帰れ。]
ゴシゴシと目を擦り快斗と目を合わせる。
黒羽[そうだった…家帰らねぇとなー、降ろすぞー。]
寝室のベッドにゆっくりと降ろし快斗は縁に腰かけた。
黒羽[何かな…俺やっぱりAの事大好きなんだなーって思ってよぉー、そんでめちゃくちゃ心配。]
[何がだ?]
黒羽[感覚無いんだろ?それもあるけど…惚れられやすいだろ?]
[まぁな…。]
黒羽[それが一番心配です。]
[母親かよ。]
黒羽[俺は誰にもAを渡す気ないし絶対惚れさせてやるから。]
快斗はにしっと笑い部屋を出ていった。
寝ようとしていると陣平さんの叫び声が聞こえて来る…重たい身体を起こし下に降りる。
[どうしたんだよ…。]
松田[いや、どうなってんだよ!何でドア開けたら落とし穴あるんだ!?]
[落とし穴?よく見ろ階段あんだろ。]
部屋の電気を付けると地下へと続く階段が見える。
萩原[わぁ!地下には何があるの?]
[……?]
黒羽[おーい、大丈夫かよ?]
[…大丈夫だ、風呂は隣だ地下はあまり入るなよ…銃使わないだろ?景光さん以外。]
諸伏[その言い方じゃ射撃場か?]
[…あぁ。]
こくりと頷き部屋に戻ろうと歩き出す。
黒羽[Aー、一緒に寝ていい?]
[…あぁ。]
黒羽[やった!]
[…眠い…早く。]
黒羽[おう!]
そう言って眠った筈なのに快斗の目には隈が出来ている…何故だ。
黒羽[…Aは寝顔綺麗なんだな、見てたら朝になってた。]
[は?]
快斗の言動にドン引きしながらリビングに降りるとまだみんな寝ている様だ。
[朝飯何が良い?快斗。]
黒羽[何でも!]
[…じゃあ、テキトーに。]
ぱぱっと有り合わせの材料で作り快斗と二人で食べる。
[…これ食い終わったらあの人ら起こしに行くぞ。]
黒羽[えー…まぁ、手伝うけどよ。]
誰が一番寝起きが悪いかなどを話しながら朝ご飯を食べる。
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ライア@Liar_onlooker - 終わり!?終わり、ですか!?…そうですか……………。 (2021年2月16日 23時) (レス) id: 0b6d81382b (このIDを非表示/違反報告)
エイト(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください( *´艸`) (2019年11月11日 18時) (レス) id: 24330c091d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shell | 作成日時:2019年4月10日 23時