やんちゃで喧嘩ばかりで傷だらけの俺がトリップしたら凄い告白される話聞きたい？

それは……。 ページ20

［俺を好きな奴……俺は誰かを決めるなんてしねぇぞ……俺はもう好きな奴なんて作らねぇって決めたんだよ。］

もう御免だ……誰かを失うのは嫌だ……。

コナン［何でそんな悲しそうな顔すんだよ……泣きそうな顔してんじゃねぇよ…。］

［……すまねぇ…でも…俺はもう嫌なんだよ、誰かを失うのが嫌なんだよ。］

コナン［何があったんだよ嗣弥の過去に……。］

［……それは………。］

赤井［教えてくれないか…椎那は何故好きな奴を作らないんだ？］

［……俺は…付き合ってた奴が居たんだ…でも俺のせいでそいつは死んだ……俺が喧嘩ばっかしちまって変な奴から反感買って、付き合ってるからって理由で殺された……だから好きな奴が死ぬのはもう見たくない…失いたくない。］

俺がここに来る前死んだ理由はこれが関係してた…恋人が死んでぼーっとしてたら後ろから押されて道路に突き飛ばされてトラックに引かれた。
殺されたのだ……恋人を殺した奴に。

コナン［そうか……俺達が死なないとは限らないからな、でもそんなに辛い過去があったのか……。］

赤井［ありがとう…話してくれて、ゆっくりで良い好きになってはくれないだろうか……俺は死なないようにするし生きている上で死は隣り合わせだろう？］

好きになって良いのだろうか……怖いんだ…死と隣り合わせで生きている仕事である赤井さんや安室さん、コナンだっていつ死ぬか分からない……。

［怖い…だけどよ……頑張ってみるわ俺、誰を好きになるとかは分かんねぇけどな……。］

コナン［無理すんなよ、ゆっくりで良いんだからよ！］

赤井［そうだ、俺達もゆっくり落としていくさ。］

赤井コナン［［一目惚れなのは変わらないからな、覚悟しておけよ。］］

綺麗にハモった赤井さんとコナン…一目惚れって怖ぇな……俺って一目惚れされやすいのか？傷だらけなのに？変だよなぁ……。

［二人共俺のどこに惚れたんだよ本当に……。］

赤井［本能的に…此奴だと……。］

今までの二人は？可哀想すぎる……。

コナン［運命感じた。］

毛利蘭は？どうすんだよ……工藤の事好きなのに。

［良く分からん……特にコナン、運命感じたって何だよ…恥ずかしい事言ってるのに気付け。］

コナン［ビビッて来たんだよ。］

頷く二人……運命って何だろうな…俺はどうすれば良いんだこの場合、どう返せば良いんだ？

［俺は何も感じなかった……運命では無い。］

コナン［うっせぇ……。］

口に出てたか……。

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