ミステリアスなお兄様。

＿ゼロの執行人__ 第拾壱幕。 開演 ページ48

コナン［はぁｯ…祐介さんってあんな怒鳴り方出来るんだね！］

少し遅いコナン君を抱える。

［全く、喋る暇があるのなら…走ってくれませんかね坊ちゃん。］

降谷［何で息切れしてないんだｯ！？］

［これでも疲れてますよ…。］

ヘリポートへ着くと日下部検事が羽場さんを探していた。

日下部［羽場ー！何処だ！……どういう事だ…。］

降谷［彼は此処には居ない。］

日下部［だが…携帯では確かに……。］

降谷［貴方が見ていたのは合成映像だ、ドローンで撮影した映像を使ってあたかも警視庁のヘリポートに居るように合成したんだ…。］

［こんな下手をすれば命は無い様な賭けに連れて来る訳が無いでしょう？今羽場二三一は安全な場所に居ますよ。］

日下部［そうか…。］

コナン［安室さん…軌道修正出来て無いとしたら落下位置はやっぱり。］

降谷［あぁ、４ｍを越えるカプセルが秒速十キロ以上のスピードで此処に落ちてくる！］

コナン［安室さんなら今すぐ爆薬を手に入れられる？］

話を聞いているとスマホが振動する出ると哀さんからだ。

［はい。］

哀［お兄ちゃん？さっき言われた事計算してみたわよ！お兄ちゃんのパソコンに予め計算されてたのを使わせて貰ったわ、軌道変更をしてその後の落下位置は方法によるけどサミット会場になってた場所に落ちる可能性が高いわ！］

［やはりそうですか…哀さん有難うございます…後でコナン坊ちゃんから連絡が行くと思いますが頼みますね。］

哀［えぇ、分かったわ…お兄ちゃん、気を付けて。］

［はい。］

通話を切り話に戻る。

降谷［…公安お得意の違法作業だ！］

［準備出来ましたか？］

降谷［あぁ！］

コナン［祐介さん！有難う！］

［何がです？］

コナン［灰原に先にカプセルの軌道修正の計算させてくれて…助かった、これで何処で爆破させれば良いか分かる！］

［ですが…今の予測ではサミット会場に……。］

哀［誤差の範囲は十ｍ前後まで絞り込めたわ。］

これは、不味いな生憎仕事専用のパソコンは博士の家…スマホでは限度が…。

［一か八か…やって見ようか。］

スマホともう一台の通常の常備してるパソコンを繋ぐ。

コナン［何するの？］

［さぁね。］

正確な落下予測を計算する、原作通りに行けばサミット会場へ落下する。

［……不味いですね…秒速十キロ以上での落下だと減速…それからほんの少しだけの軌道修正…。］

降谷［大丈夫なのか？それは……。］

［パラシュートが開けば、まぁまぁと言う所です。］

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