ミステリアスなお兄様。

__俺いなくても勝手に解決するでしょ？__ ページ30

服部［そういやァ…あの離れの廊下、床が軋むんやギシギシ言うてな…憶えてるか？］

どうやらコナン君がバレそうになったようだ。

［…床が軋めば気付くはずだと？］

服部［そうや！］

［ですが競技かるたにはとてつもない集中力があります…練習と言えど気が付かないことがあります…なので顔を知っている人、心を許している人でないと殺害は無理でしょうね。］

服部［まぁそれから犯人はかるたに詳しく矢島さんと顔見知りで、犯行時刻にアリバイが無い。］

毛利(コナン)［そして彼の死によって得をする人物…。］

関根［こりゃ不思議やな…全部僕に当てはまる、しかしなアンタが今喋ったんわ全部推測や、僕を犯人にしたかったら証拠持って来なあかん！］

そう話す関根さん…するとノックする音が聞こえる。
関根さんは出ていく前にコナン君に質問をされた。

まぁ行ってしまったが…。

［コナン坊ちゃん、もう行っても宜しいでしょうか？］

コナン［その前に！連絡先教えてくれるよな？］

服部［なんや、知らんのか？］

コナン［服部は知ってんのかよ！？］

服部［知ってるで、家もな。］

［平次くん？教えませんよね？］

服部［お、おう…教えへんよ…ははっ…。］

［では、私はこれで何かあったらご連絡を。］

蘭さん達のいるホテルに戻ると…そこにはかるたをする二人。

大岡［……あら？貴方は…。］

［これはこれは、お初にお目にかかります風見裕介と申します…。］

大岡［風見…裕介！？］

静華［あらあら…風見さんどうかなされましたか？］

［いえ、ただもう京都に帰ろうと思いまして…。］

遠山［えー！？帰るん！？まだ教えて貰いたいー！］

大岡［まさか、風見さんにまで稽古を！？］

［…えぇ少しお手を加えさせて頂くだけですが。］

遠山［裕介お兄ちゃん帰っちゃうん？］

［そんな寂しそうに言われてしまえば帰れませんね……。］

大岡［そんな…ズルいじゃない！！］

バンッと雑に扉を開け出ていってしまった。

遠山［ず、狡！？］

［大丈夫ですよ、狡くないです…和葉さんは大きな大会はほぼ初心者です…ですが大岡紅葉さんは小さい頃から経験があります……その差を埋めるのは大変ですから私や服部静華さんが着いているのですから。］

静華［そうよ、経験の差は埋めるのはねとても難しいんやから。］

あ、爆弾…。

［あの、私用事を思い出したので少し失礼します。］

走ってホテルを出て平次くんに電話する。

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