ミステリアスなお兄様。

__教えよう__ ページ29

コナン君は毛利さんと離れた様で…。

遠山［うーん…続きお願いしていいですか？］

［えぇ、まず上の句から説明しますね。］

［上の句は最初だけ覚えるにしても同じ物があります。憶えるにあたって最初の四文字を憶えて行く方が効率的です。次の段階で上の句の頭四文字と下の句の頭四文字を憶えましょう。］

遠山［はい！先生！］

［ふふっ…はい和葉さん頑張りましょうね。］

コナン［ただいまー！頼もしい助っ人連れてきたよ！］

コナン君が連れてきたのは服部静華さん、服部平次の母だ。

［おや、私はお邪魔ですかね？］

静華［いいえ、風見裕介さんですね？数年前の百人一首の大会見事でした。］

［いえ、こちらこそ…お手合わせ有難う御座いました。］

遠山［知り合いやったん！？］

静華［えぇ、風見さんは大会で圧倒的差で優勝しなはったんですよ？］

蘭［えぇ！？］

平次母［まぁ…で、時間が足らんさかい稽古はキツイもんになりますえ？それでも宜しいか？］

遠山［はい！］

［では、私も力不足ながら出来ることがあればお手伝いさせて貰います。］

静華［はい、宜しゅう頼みます。］

それから和葉さんは一睡もせず頑張っている。

［お二人共、ここで休憩しては如何です？］

静華［そうですね、休憩しましょ。］

遠山［まだ、まだやれます！］

静華［休憩も立派な練習や、私はお粥さんでも頂いてきますさかい。］

蘭［あ、和葉ちゃん。］

倒れかけた和葉さんを蘭さんが支える。

［寝かしてあげましょう…よく頑張りましたよ。］

静華［ホンマに、一睡もせんとよう頑張ったわ…。］

蘭［和葉ちゃんどうなんですか？］

静華［思った以上の実力や、best4は堅いやろうけど決勝まで進むんは難しいやろうな。］

蘭［そんなｯ！］

静華［人の話は最後まで聞きなはれ…難しい言うただけで無理とは言うてません、競技かるたで大切なんわ精神力と集中力やこの子にはそれがある、心乱さず無心で挑めば勝機はあるで？］

［有難う御座いました。］

静華［いいえ、風見さん…またのご参加お待ちしておりますよ。］

［はい、機会があれば…。］

静華さんと別れ、私も帰ろうとしたがコナン君に引き止められた。

［なんでしょうか？コナン坊ちゃん？］

コナン［その呼び方やめてよー！いつもそう言うんだから…でも手伝ってよ、話聞くの！］

［え、えぇ…承知しました。］

何故か会議室に連れてこられ推理を聞かされる…何故だ……俺要らないだろう。

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