ミステリアスなお兄様。

お久し振りです。 ページ34

ガラッと扉が開きドレスに身を包んだベルモット様と紙袋を大量に抱えているウォッカ様。

［ウォッカ様、大丈夫ですか？持ちますよ。］

ｳｫｯｶ［あぁ、すまねぇ…。］

［いえ、此方へ…ベルモット様は紅茶をお淹れしますので少しお待ちを。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［えぇ…ありがとう。］

ウォッカ様の荷物を半分持ち空き部屋に運ぶ。

［此処は使っていないので適当に置いておいて下さい…ウォッカ様は何か飲まれます？］

ｳｫｯｶ［…じゃあ珈琲頼めますかい？］

［えぇ、後敬語は外して構いませんよ？］

キッチンに行くとウォッカ様も着いてきた。

［ブラックですか？甘めのにしますか？］

ｳｫｯｶ［あ、甘めで頼む。］

甘めのに珈琲と紅茶を淹れ、ウォッカ様を居間へ誘導する。

［どうぞ、ベルモット様はこれを。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［ありがとう。］

ｳｫｯｶ［頂きやす…。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［裕介貴方…何故急に姿を消したの？］

［少し、彼処での生活に疲れてしまいまして…仕事の方でストレスが掛かり離れた方がいいなと言う事で離れました。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［私達にも言って欲しかったわ…心配するじゃない？］

［すみません…ですが良く私の居場所が分かりましたね？］

ジン［…ﾌﾝｯ……どれだけ探したとも思ってる？十年だぞ？］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［ジンったら、死に物狂いで探してたわよ？］

クスクスと上品に笑うベルモット様にベレッタを向けるジン様。

［ジン様、銃は収めて下さい…ですがそれ程探して下さっていたとは……嬉しい限りです。］

ｳｫｯｶ［アニキも俺も心底驚きやした、連絡が突然着かなくなりやしたから…。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［そうね、仕事も手に付かなかったのよ？…また美味しい紅茶が飲めて良かったわ。］

［すみませんでした…皆さんが暇なら御足労願いますが遊びに来て下さい、これ新しい番号です来て下さる時に連絡下さい。］

ｳｫｯｶ［受け取りやす。］

ジン［あぁ、それとお前が帰ってくるって手もあるんだぞ？］

［いえ、それは…。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［私が養ってあげる。］

［私は無職ではありませんよ！？養って頂かなくて結構ですよ。］

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ［あら、残念。］

それから色々と話をして三人は帰って行った。
スマホを見ると知り合いが三人増えた。

平次くんに和葉さん、綾小路さんに伊織さん…静香さん、ベルモット様にジン様とウォッカ様…そして警察庁と警視庁。

［…殆どアニメキャラだな…。］

警察庁なんかは仕事だが綾小路さんとかはなァ…。

連絡。→←__何故私！？__終わり。

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