4話 迷子 ページ6
そんなこんなで米花町にやって来ました。
迷子になりました。
ええ、迷子になりました。(2回目)
携帯のナビ使えば
探偵事務所とかには行けるかな?
いやむしろなぜ使わずに歩き回った!?←
『道に迷うとか情けねぇー…
…あー…どうすっかな
とりあえず、探偵事務所目指してみるか』
「ねぇお兄さん探偵事務所に用があるの?」
『ヒョエッ…』
聞き覚えのある声にゆっくり振り返る
大きなメガネに赤い蝶ネクタイ
あ、どうも…死神(コナン)さん
出会いが早い!!早いよ!!
「お兄さん?僕の顔になにかついてる?」
『えっ…あぁ、いや、うん
目と鼻と口と眼鏡がついてるね〜』
「えっあ、あはは…そうだねー」
動揺しすぎて変な事言った俺の馬鹿野郎!!
ここは怪しまれないように冷静に!
『えっと、探偵事務所に用があるのか…だったっけ
えっとね、その下の喫茶店に用があるんだ』
「ポアロだね!」
『うん、なんでも美味しいサンドイッチがあるらしくてね』
「うん!すっごく美味しいサンドイッチがあるよ!
ねぇねぇお兄さん遠いところからきたの?」
おっと?質問が始まったぞ?
変に嘘ついたらあとから面倒そうだ…
『…うーん、どうしてそう思ったの?』
「だって道に迷ってたんでしょ?
それにここら辺じゃ見ない顔だから!」
『あーうん、迷ってたね…
聞こえてたのか恥ずかしいな
今日引っ越してきたばかりだからさ』
迷子っての聞こえてたのかよ!
そりゃそんな奴がいきなり
探偵事務所に〜とか不思議だよね!
「そうなんだ!こんな朝早くから
お引っ越しだったの?大変だね!」
『う、うん、お陰様で朝から荷物のせて運転して来たからヘトヘトなんだ』
あ〜どうしよう!引っ越しなんて
子供の頃にしたかしてないかくらいだから
詳しく聞かれてもわかんないよ〜!!
とりあえずこう言えば引き下がってくれるでしょ!
「ふーんそうなんだ!
荷物を自分で運んできたんだ
ならまだ全然片付いてないんじゃない?」
『……そうだね、そうだったかもね
うん、気晴らしに散策してたんだよ』
おうおう、痛いところついてくるな〜!
そうだよね朝から引っ越しやってんなら
なんでここにいるんだよだよね!
「へぇー…あ!お兄さんポアロ行くんだよね?
僕が道案内してあげる!ここからすぐ近くだよ!」
『あ、うんありがとう……助かるよ』
引き下がってくれた?
一瞬眼鏡の奥で目がぎらついたように見えたのは気のせいよね!うん!
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ZERO - ストーリーがすごくいいです!面白いです!更新楽しみにしています!頑張ってください!(^ ^) (2018年6月16日 19時) (レス) id: 08e1bb4da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢月 | 作成日時:2018年5月30日 1時