先生 ページ5
「ゾムくんって、らっだぁ先生と仲いいよね」
授業中、私はふと思いゾムくんに話しかけた。
ゾムくんって先生と仲良いよね、って。
よく昼休みにらっだぁ先生とゾムくんが一緒にいるのをみかける。
案外ゾムくんって友達多い…？
いや、案外とか言っちゃダメか。
「…ぇあ、い、いやいや、アイツと仲いいわけないやろ！」
ゾムくんは大きな声で即答してきた。
「そこ！静かにしなさい！」
まあ、そうなるよね。
というかゾムくんって関西弁喋るんだ。
あ、そういえばショッピくんもたまに出てたような。
ゆり情報によればコネシマくんも関西弁喋るとか何とか…。
「え、でも昼休みとかよく遊んでるじゃん」
「あ、あれはアイツから絡んでくるっていうか……」
段々とゾムくんの声が小さくなっていく。
「えー、でも先生とかといる時のゾムくんすごく楽しそうだったよ？」
「……」
言い返せないのか、うぶなのか分からないけれど、ゾムくんは反応してくれない。
うーん、どうしたものか。
「……ああ、あの、どうしてAさんはぼぼぼぼ僕に話しかけてくるんですか…？」
いきなり振られてきた質問に、私は戸惑いながら答える。
「なんでだろ…んー、気になったから……かな」
「ど、どうして…」
「だってゾムくん教室にいる時とか私と挨拶する時とか、めっちゃ足震えてるけど
コネシマくんや先生といる時は楽しそうだし」
「なんでかなって」
「…」
また話さなくなったゾムくん。
……顔、赤くなってる。
「…友達に、なりませんか？」
今の状況でどうしてこの言葉が出たのか自分にも分からないけど、
でも、口から無意識に出たその言葉は止めれなかった。
「……ぇえ、あ、ぇ、ぃい、いいですよ……」
動揺しながらもゾムくんはそう言った。
「よし、友達ってことだから、これからはそれを直そうね」
「……そ、それって？」
「動揺するところとか、すぐ顔が赤くなるとこ？」
「ぅえ、えぇ……どど、努力……します…ぅ」
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静かな教室の中、友達ができました。
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にみり(プロフ) - こっこさん» 返信遅れてしまいましたが、コメントありがとうございます！番外編、作成頑張ろうと思います！！笑新しい作品も現在執筆中ですので、そちらも期待して頂ければ幸いです！ (2021年3月29日 7時) (
レス) id: 4df7e616fa (このIDを非表示/違反報告)
こっこ - 完結おめでとうございます！作品がとても面白くて何度も繰り返し読んでしまいました笑 番外編も楽しみにしてます頑張って下さい！！^-^ (2021年3月28日 23時) (レス) id: 830d32bb52 (このIDを非表示/違反報告)
にみり(プロフ) - 花のJK（♂）さん» 最高です笑笑光景が目に浮かぶ、、笑変身遅れてすみません汗！現在話をちまちまと書いているので、これからも読んで頂ければ幸いです！ (2021年3月5日 21時) (レス) id: 4df7e616fa (このIDを非表示/違反報告)
花のJK（♂） - 後のコネとゆりの会話「ゾムゥゥゥ！！よく言った！！」「それでこそ漢よぉ！！」 (2021年2月26日 3時) (レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
にみり(プロフ) - さあさん» コメントありがとうございます！今頑張って作品を溜め込んでいるので…お待ちください！ (2021年1月15日 15時) (レス) id: 4df7e616fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にみり | 作成日時：2020年12月19日 22時
