ツンデレくんと家政婦ちゃん【青】

であい ページ2

「うわあああん」

多分、夜に大人なバーでひとりで大号泣しているのは日本で今わたしくらいだと思う。
でも今日くらい許して欲しい。

だって、わたし天野Aは、本日彼氏にフラれたんだから！


「・・・何してんの？」

事の発端は、わたしが友達と出かけていて、4時くらいに帰ったら同棲中の彼氏が他の女の子を連れ込んでいた。

わたしはリビングに入るなり、固まってしまった。

キス、していたのだ。

「あ、A・・・」

「カズキ、ことひとが、Aさん？」

一緒にいた女の子がわたしをじろっと見上げた。

わたしの彼氏━━━━━━、カズキは、あせった顔をしていたけれど、言い訳しようとしているには見えなかった。


「ねえ、カズキ・・・、浮気、してたの？」

わたしがやっとのことで声を振り絞ると、カズキがこくんと頷いた。

女の子が、勝ち誇ったように言う。

「カズキ、Aさんと別れたら結婚するって言ってくれたの。だから、消えてくれないかなぁ？」

！



なんで。




わたしが邪魔者みたいになってるの？





「な・・・んで」




わたしは呆然として、怒りすらもこみあげてこない。




「A・・・、ごめん、別れてくれ」






！







嘘でしょ・・・？






わたしはだっと走って家を出た。




アパートの裏に隠れると、一気に涙がこみあげた。



「っ・・・」



ダメ。声を出したら。


わたしは涙をふいて、よろよろと目的もなく歩いた。





気づいたら、見知らぬ街に来ていた。


どこかお店に入ろう。ここって何屋さんかな？



と、軽い気持ちで入ると、そこはオシャレなバーだった。


うわ！なにこの空間。私、バーなんて入ったことない・・・。


引き返そうと思ったらバーのマスター？が「いらっしゃいませ」と声をかけてきたので、ここで飲むことにした。



ドキドキしながら椅子に座る。


マスターがスープを出してくれて1口飲むと、今までの嫌なことが全部蘇ってきて。


「うわあああん」

わたし、大声で泣き出してしまった。


「お、お客様・・・」



「うっ、うっ、ううう」


やばい、止まらん・・・。



「・・・どうしたの？おねーさん」







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なんか最初から変な展開になってしまい、すみません・・・・

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