引きこもり姉妹の幻想生活

第４５話 ページ46

秋菜side



泣きすぎて目が痛い


カッコ悪いとこ見せちゃったなぁ




咲「…ところで、秋菜」


『なに？』


咲「雪菜から離れていて大丈夫なの？」


『ああ、言ってなかったね…』




以前、紅魔館で寝起きに雪菜が居ないというシャレにならないドッキリをしかけられた


それ以来、能力によって高められた五感を使い、気配を感じられるほどに成長


雪菜はまだ私の姿が見えないと泣いてしまう時があるが、私はもう平気だ




『…とまぁ、私のために私はこうして成長したわけ。だからあの日みたいに、1人じゃ何も出来ない弱虫のままじゃないよ』


咲「…そう。あなた達も強くなったのね」


『まあね。……ん？』


雪「…ずるい、私も皆とお話する…」




寝ぼけた雪菜が目を擦りながら襖を開けた


そのまま咲夜さんの隣に座った


ちなみに私は縁側の柱にもたれかかり、その隣は霊夢、咲夜さん、雪菜の順で座ってる



『…って、雪菜寝てるんじゃん』



咲夜さんの肩に頭を預け、寝息を立てる雪菜




『…ふわぁ…眠くなってきたなぁ』


霊「寝れば？外は寒くないし、肩とかなら貸してあげられるけど」


『…そうだね、霊夢、ちょっと下がって』

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