第44話 ページ45
秋菜side
霊「…あんたはそれ、どう思う?」
『…別に。私がどうこう言う必要ないし。_そもそも』
霊「?」
『…そろそろ、私達は1人でも出来るようにならなきゃダメなんだ。雪菜に必要なのは、私じゃなくてもっといい人がいると思う』
声が震える
違うんだ、離れるのが寂しいわけじゃない
『そもそも、私がおかしいんだ。双子の姉に、そういう感情があるって事が。気づきたくないし、完全に好きになる前に、諦めたい』
霊「秋菜……」
『…っだから、早く…咲夜さんが貰ってくれればいいのに。雪菜を全部受け止めてくれる、咲夜さんが…!』
頬を伝う、少し温かい雫
何やってるんだろ、泣いてるとかダサすぎる
『…そしたら、私は諦められるんじゃないかって…!秋菜としてじゃなく、双子の妹としてっ…、傍に居れるんじゃ、ないかって…っ!』
止まることを知らない涙は、次から次へと溢れてくる
ふと、誰かに抱きしめられる
もちろん、隣にいるのは霊夢だけだ
霊「…秋菜、大丈夫、大丈夫だから」
背中を撫でてくれるその感覚が心地よい
いつもは私が雪菜にしてあげていたな
今は泣いてもいいから、そう霊夢が呟いた
私は正面から彼女の胸に抱きついた
嗚咽を殺しながら、声にならない叫び声をあげていた
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月霊 響(プロフ) - ちくぜんにさん» 今さらやけど復帰できたで (2021年6月15日 21時) (レス) id: 4c42db6fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ちくぜんに(プロフ) - 月霊 響さん» お久しぶりです!この作品のお知らせを見ていただけると分かるとは思いますが、諸事情でこんなことになっております。それでも合作の件は喜んでお受けしますよ! (2019年7月23日 4時) (レス) id: 8315f66856 (このIDを非表示/違反報告)
月霊 響 - あくまで希望ですがよろしいでしょうか? (2019年7月19日 22時) (レス) id: 63792cbb50 (このIDを非表示/違反報告)
月霊 響 - お久しぶりでーす 響だよ 炙りチャーハンさん合作とか はなしてましたけどやりますか? (2019年7月19日 22時) (レス) id: 63792cbb50 (このIDを非表示/違反報告)
炙りチャーハン(プロフ) - 月霊 響さん» が、頑張ります…!もう少しお待ちを… (2018年10月7日 8時) (レス) id: e5e5849b9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:炙りチャーハン x他2人 | 作成日時:2018年2月14日 20時