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Aside

花「お〜いA?聞いとる?」

貴「へ?あ、なに?」

花「A、朝からおかしいで?ボーッとして…何かあったん?」

朝、オスマンさんに言われたことが頭から離れず、お昼までの記憶が曖昧になっていた。

午前中はほとんどボーッとしていたらしく、花音が心配そうに私の顔を見つめていた。

貴「……何でもない。」

花「そう?何かあったら遠慮せんで言ってや?」

花音が優しく微笑みながら、私の頭をポンポンと撫でた。

花音の優しさに私も笑顔になる。

花「あ、そういえば…」

と、花音は何かを思い出したように呟いた。

花「A、チョコ渡し終わったん?」

貴「ううん。まだ2人にしか渡せてない。」

花「なら、お昼の内に渡してきたら?うち今から生徒会の仕事してくるし。」

「どうする?」と首を傾げる花音。

花音が仕事しに行っちゃうなら…

貴「渡しに行こうかな」

花「行ってきな!皆ソワソワしてるはずやで」

私の返事に楽しそうに笑う花音は「ほらほら!」と私の手を取り、廊下へと向かった。




花音と別れてから、生徒会の人達を探すため廊下を歩く。

誰かいないかな…
誰か…

あ…もしかしたら…

あることを思い出し、私は玄関へと向かう。

靴を履き替え、校舎裏に向かうと、予想通り動物達のお世話をするひとらんさんの姿を見つけた。

貴「ひとらんさん!」

ht「ん?あ!Aちゃん!どうしたの?」

私が声をかけると、驚いた顔で振り向いたひとらんさん。

私と目があった瞬間、ニッコリと満面の笑みを浮かべた。

貴「あの、チョコを渡そうと思って…」

ht「マジ?ありがとう」

「はい」とひとらんさんにチョコを渡せば、嬉しそうに受け取ってくれた。

ht「これ、義理チョコ?」

貴「はい、日頃の感謝を込めて…」

そう私が言うと、ひとらんさんは「そうか〜…」と呟きながらズイッと顔を近づけた。

ht「俺、Aちゃんの本命が欲しかったな〜」

貴「…!」

突然の至近距離に声が出なかった。

ひとらんさんの目を見つめながら、体の体温が上がるのを感じる。

ht「次は本命貰えるように俺、頑張っちゃおうかな〜」

貴「え…?」

ひとらんさんは硬直した私の頭をポンと軽く撫で、そして「鐘鳴るから戻ろっか」と優しく私の手をとった。

私はひとらさんに手を引かれながら、ゆっくりと校舎に戻る。


今日は何だか可笑しな日なのかもしれない…。

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彼岸(プロフ) - キラさん» コメントありがとうございます!!更新が遅くて申し訳ないです…!これからも頑張っていきますのでどうぞ宜しくお願いします! (6月28日 0時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
キラ - めちゃくちゃ面白かったです!続き早く見たいです!これからも更新頑張ってくださいね(*^ω^*) (6月26日 6時) (レス) id: f892d0fbac (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - よにんさん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (5月24日 12時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
よにん - めっちゃ面白かったです!応援してます(゚д゚)! (5月12日 19時) (レス) id: c1827a7d57 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - とこに。さん» コメントありがとうございます!あの方でございます!更新頑張りますね! (4月17日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸 | 作成日時:2020年2月4日 17時

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