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Aside
sha「Aさんそういうのアカンわ…泣いてまう」
帰ってきたシャオロンくんの頭を撫でたらシャオロンくんが泣いてしまった。
sha「俺、Aさんの前で泣きすぎじゃね？」
貴「いいんですよ、どんどん泣いてください」
とシャオロンくんの頭をもっと撫でると「なんやねんそれw」と笑い出す。
いつも通りの笑顔、そして声のトーンが明るくなったシャオロンくんに安心した。
ゆっくりとシャオロンくんの頭から手を離すと、シャオロンくんは１度ぐっと体を伸ばした。
sha「そうや、そろそろ花火はじまるよな…移動しよか！」
貴「そうですね…！行きましょ！」
シャオロンくんは携帯で時間を確認しポケットにしまう。
そしてスッと私の手をとった。
「え？」とシャオロンくんの顔を見る。
突然のことに驚き固まると、シャオロンくんは「はぐれるとダメやから」と優しく微笑み歩き出した。
私はほんのりと頬が熱を帯びるのを感じた。
しばらく歩き、花火が綺麗に見える場所に着く。
そして着いたのと同時に花火が打ち上がった。
sha「た〜まや〜」
貴「綺麗…」
２人肩を並べて打ち上げられた花火を眺める。
sha「そろそろ夏休みも終わりやな〜」
貴「そうですね…学校始まっちゃいますね…」
sha「そうだ、Aさん」
貴「どうしました？」
シャオロンくんは花火から私へと視線を移すと、真っ直ぐと見つめてきた。
sha「今回はホンマにありがとう。Aさんのお陰で、自分の気持ちにケリつけられた。」
そう言うとﾊﾞｯと頭を下げる。
貴「いいんですよ…！それに私何もしてないですよ！頭を上げてください！」
sha「いや、Aさんがおらんかったら今もウジウジしとるで俺w」
「ありがとう！」とニッコリと笑うシャオロンくん。
そんな彼に笑い返す。
するとﾊﾞｧｧﾝと１段と大きな音が鳴った。
２人揃って空を見上げると、大きな花火が夜空いっぱいに咲いていた。
こうして今年の夏が終わったのだ。
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彼岸(プロフ) - 龍愛さん» コメントありがとうございます！この鮭は普通の食べれる鮭のほうです…！！ (2020年3月21日 21時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - 続編出てるのにこちらにコメさせていただきます！あのー鮭って歴戦王さん...？ (2020年3月21日 16時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - しおりんさん» 応援ありがとうございます！励みになります！また、ご指摘ありがとうございます。今後のお話では気を付けていきたいと思います！！ (2020年2月8日 21時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 彼岸さん» 面白かったです♪続きも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉこの小説大好きです!!! (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - ブッチじゃなくて、ブッパですよ。関西弁でサボる。 (2020年2月8日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年10月12日 17時
