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emside
明日は遂に期末テスト。
そんなテスト前日に私は大先生を生徒会室へと呼び出した。
放課後、生徒会室で彼を待っているとｶﾞﾁｬﾘとドアが開く音がし、そこから面倒くさそうな顔をした大先生が姿を現した。
ut「おいエーミール、何の用やねん…俺忙しい言うとったやろ」
em「大先生…よく来てくれた…！」
私は大先生へと近づき、「ふぅ」と大きく息を吐く、そして覚悟を決めてある相談をした。
em「明日のテストが終われば夏休みや…夏休みに入ればAさんとしばらく会えなくなってしまう……それでや…！」
少し間を置き、大先生の目をしっかりと見る。
em「Aさんと何処かに行きたいんや…！夏休み中に１度は会いたいんや…！何かいい方法はないだろうか…！」
ut「エーミール…お前…」
力を込めて言葉にする。
私の話を聞いて大先生は驚いている。
そして少し悩む素振りをして、ゆっくりと口を開いた。
ut「皆で海に行こか」
em「海…ですか？」
ut「夏やしな、それに生徒会の何人か誘った方がええやろ？１発目から２人きりはお前にはまだ早すぎる…」
たしかに…皆さんが居た方が心強い。
しかし…
em「花音さんは来てくれるやろか…？」
想い人がいる花音さんが男集団に混ざるのは良いのだろうか…
ut「花音ちゃんなら来てくれるっしょ？Aちゃんもおるんで？まだ決まってねぇけど」
em「これは…花音さんにお願いしなくては…」
ut「そうやな…花音ちゃんに電話しよか」
もう帰ってしまったであろう花音さんに大先生が電話を掛ける。
しばらく待つと、花音さんが電話に出たらしく大先生が話し始めた。
ut「あ、もしもし〜花音ちゃん？あんな、お願いがあるんやけど……夏休みAちゃんも誘って海行かへん？」
ニコニコと花音さんとお話をする大先生。
私はそれをドキドキと緊張しながら見つめる。
ut「ん、ありがと」
大先生は携帯をズボンのポケットにしまうと、満面の笑みで此方を向いた。
その笑顔は…もしや…！？
ut「花音ちゃん行くってよ、そんでAちゃん誘っとくって」
em「…っ！ありがとう大先生！！」
「ええよ、ええよ」と微笑む大先生。
こんなに大先生に感謝するのは初めてやな…！
それに、
em「これで夏休みもAさんにお会いできる…！」
ut「なんか…エーミールキモいわ…」
em「何でですか！？」
辛辣な言葉をかけてきた大先生を少し睨みつつ、
舞い上がる気持ちを感じていた。
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彼岸(プロフ) - 椿さん» 関西弁に疎いので調べながら書いているのですが、かまへんも構わない・問題ないと言う意味になると書かれていました。また、かまわへんを崩した言い方がかまへんになるらしいので御本人様も崩した言い方をしている時がありましたのでそう書かせて頂きました…！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 今更すいません！28.のknさんのかまへん！って噛まないって意味になるのでかまわへん！では？ (2020年7月19日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - hasuki-さん» あのメンバーを意識しております…！ (2019年10月9日 6時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 夜遅くすみません...最後の5人見覚えがあるような(・∀・)ｼﾞｰ (2019年10月9日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ゾウさんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！励みになります！ (2019年9月19日 19時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年8月17日 18時
