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emside
古くなって処分することになった本を段ボールに詰め、１度生徒会室へ運ぼうと思い２つの段ボールを重ねて廊下を歩く。
２回に分けて運ぶのがめんどくさく、１度で運ぼうとしたのが運のつき…。
見事に段ボールは崩れ、廊下に本が散らばってしまった。
あぁ…やってしもうた…。
散らばった本を見て「はぁ」とため息を吐くと、持っていた段ボールを横に置き、本を拾った。
すると前の方からﾀｯﾀｯﾀｯとこちらに駆け寄ってくる足音がした。
そして私の横にしゃがみ、本を拾ってくれた。
すべての本を段ボールに詰め終わり、私はお礼を言うために彼女の方を見た。
あれ…どこかで見たことが…
彼女の顔に見覚えがあり、ほんの数秒考え込んでしまった。
そんな私を不思議に思った彼女が「どうしました…？」と尋ね、その声にﾊｯと我に帰る。
em「いえ…。ありがとうございました。とても助かりました。」
そうお礼を言い、また段ボールを持とうとすると１つの段ボールを彼女が持った。
em「え…」
貴「１人で２つの段ボールは大変ですよ。私も運びます。」
微笑みながら言う彼女に私の胸がﾄﾞｸｯと高鳴った気がした。
２人で廊下を並んで歩く。
しかし、見覚えがある彼女とは初対面であり、それに、私は同じ生徒会の花音さんくらいの女性としか話したことがないため、会話が一切無い状態。
ん？花音さん…
あぁ！そうだ！花音さんのご友人さんだ…！
よく２人で撮った写真を見せていただいたことがある。
だから見覚えがあったのか！
やっと思い出すことができ、１人でｳﾝｳﾝと頷いていると隣からｸｽｯと笑う声が聞こえた。
隣を見ると、私の方を見ながら笑う彼女がいた。
em「どうされました？」
貴「エーミールさんコロコロと表情が変わるのでおかしくって…！」
そう笑う彼女にまた胸が高鳴った。
…それより。
em「私の名前知ってらっしゃるんですね。」
貴「もちろん。生徒会の方ですし、それに花音からよく生徒会の話を聞くので」
em「あぁ！なるほど…」
たしかに、生徒会は知名度が高い。
知らないはずがない。
それに花音さんのご友人なら尚更。
しかし、私は彼女の名前を知らない。
普段は女性の名前を聞いたりしないのだが、何故か彼女の名前を知りたいと思った。
em「お名前を聞いてもいいでしょうか？」
気づいた時にはそう話していて
貴「Aといいます」
と彼女は答えてくれた。
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彼岸(プロフ) - 椿さん» 関西弁に疎いので調べながら書いているのですが、かまへんも構わない・問題ないと言う意味になると書かれていました。また、かまわへんを崩した言い方がかまへんになるらしいので御本人様も崩した言い方をしている時がありましたのでそう書かせて頂きました…！ (2020年7月19日 20時) (
レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 今更すいません！28.のknさんのかまへん！って噛まないって意味になるのでかまわへん！では？ (2020年7月19日 18時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - hasuki-さん» あのメンバーを意識しております…！ (2019年10月9日 6時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 夜遅くすみません...最後の5人見覚えがあるような(・∀・)ｼﾞｰ (2019年10月9日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - ゾウさんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！励みになります！ (2019年9月19日 19時) (レス) id: e03bd05852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2019年8月17日 18時
