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咲「最近､A先輩ぼーっとしてること多いですよね」
お昼休み
咲ちゃんとお昼を買いに行く途中、不意に言われた
貴「え…！？そんなにぼーっとしてる？」
咲「はい！先輩に話しかけようとするとき基本ぼーっとしてますよ？」
マジですか…
居酒屋でキヨに名前を呼んでもらってから何をやっても気づけばキヨのことを考えてる
ダメだなぁ私
仕事の時くらいはしっかり仕事のことを考えよう…！！
そう一人で意気込んでいると
咲「あ！！先輩！……今日の夜、空いてますか？」
突然声をあげて咲ちゃんが聞いてきた
貴「特に予定はないけど…」
また飲み会かなーなんて考えていると
咲「本当ですか！！あの、実はですね…私今日合コンに行くんですけど１人来れないみたいで…先輩も一緒に行きませんか…！！」
貴「……へ？？？合コン……？？いや、いやいやいや！！私行かない…………！」
合コンなんてそんな…知らない男性がいるところなんて怖すぎる！！！
咲「せんぱぁいぃ…！！お願いです！座ってるだけでいいので…！！！人数合わないと中止なんですぅぅ……！！！」
貴「うぅ……」
涙目で訴えてくる咲ちゃん…
かなり必死だ
私……涙に弱いんだよ
それに大切な後輩がこんなに必死なんだ
貴「ホントに座ってるだけでいいんだよね？それなら…………まぁ……い、いってあげます……嫌だけど……」
渋々と答えると
咲「先輩ありがとうございます！！！！」
ぱぁぁぁっと輝きだした咲ちゃんの目
今夜、私は人生初の合コンに行くことになりました
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作者名：彼岸 | 作成日時：2018年1月13日 0時
