落ちこぼれのはずの少女

番外編 4 ページ28

お昼






『…あんまりだ。』




いやなんで私教員室に呼び出されてるの。とおもったらこの大量の資料運べとか何。え、かよわい女の子になんでこんなことさせるんだよクソが






『……クソ。もうお昼終わりじゃん』





時計はあと五分ほどで授業開始時間を示しており、レイン先輩の元へ行くには厳しかった。







『…放課後会えるかなぁ、、。』





お昼なら食堂で探せば会えると思ったけど、、。


…てかそのまま教室行けばいいんか。そうしよ。





そう決めて私はいそいそと自身の教室へと向かった。








ーーー

放課後





レモン「リナちゃん、放課後暇ですか？カフェ行きません？」




急いで片付けをしているといつものメンツがたっていた。
今からみんなでカフェへ向かうようだ。




『ごめん！今日はちょっと難しい！また誘ってくれると嬉しいな、みんなで楽しんできて！』





そういうと残念そうにはしたが片手に持っている紙袋を見て皆納得したようにうなづいた(なんかレモンにやにやしてたけどなんだアイツ)







みんなと別れ、ダッシュで3年生の教室へ向かう。







ガラッと扉を開けるとまだまばらに生徒がおり、私に目が集まる。





「え、1年生？可愛〜。誰探してんの？も 」







「もしかしてバレンタイン？告白？えぇー！俺とか？「馬鹿じゃねぇのお前笑」」









目の前で繰り広げられるその会話を流しながら当たりを見渡す。

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